2007年11月の記事です。

2007年11月16日 無題

書いた人: いな(2007/11/16 01:08:33)

(日付的に)今日の放課後から巻こうと考えていた本番上田桁は明後日、土曜の朝からに巻くことにしました。

去年より前田の前の部分を強くなるようにply構成を変えました。
その他は去年と比べてプリプレグのスペックですら変えてないので、見た目や運用上での取扱の変更があるほどは変えてはいません。




【内輪のわかる人だけ向け】
今週水曜日に埼玉県戸田市から大学まで自分の車でドライブデートしてきました。





代表と腰は低いけど頭が大きめの車班の1年生と。


寺田技研さんに出向いてアレをアレだけアレしました。
今年分は十分だといいんですけど。たぶん足らないですよね。




【本題】

今年の設計で長いことどうしようかと悩んでいたD桁についてめどが立ちました。

D桁は2段テーパー桁を採用します。


taper
━━ n. 細いろうそく, ろう引き灯心; 弱い光; 先細り(状).
━━ a. 先細の.
━━ v. 次第に細くなる[する] ((off)); 次第に減じる ((off)).



桁を段々にするのは普通のことで、2段テーパー翼というのも人力飛行機にとらわれずよく採用されてます。2段上半角っていうのもありますね。テーパー桁とかもやってるとこはやってますよね。


一本の桁の2段テーパーってやってるとこあるんでしょうか??
なんだか初めてな気がします。Meisterでは初めてですね。
「初めて」って響きにドキドキしてます(笑)


2段テーパー桁がついているので3段テーパー翼にするかもしれないし、ねじり下げについても変更するかもっていう感じになってます。自分の頭の中だけで。


つまりだいぶ考え直しなわけで、まぁ、いいものを作るためにもう少し考えていきたいと思います。



とりあえず、今のところ・・・

2段テーパー翼
2段ねじりさげ
2段テーパーD桁

で行こうって感じですね。


気づいたら2段な設計になってました。

桁の画像貼り付けるって言いつつ貼ってないですね。まぁそのうちに。

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2007年11月09日 前回長いタイトルでも大丈夫だったことによって調子に乗りそうなので、少しだけ自制しようと思いつつも、そんなことはできない。目ざわりなのはよくわかるが、逆に考えればウェブマスターでもないのにウェブのデザインを変なことにすることができるって面白いと思ってしまったわけだよ。どこまでいけるかの挑戦ってのもいいんじゃないかな。レポート内容は今年度破壊試験。3回分まとめて更新。ただし簡易版(のつもり)

書いた人: いな(2007/11/09 03:37:20)

題名が長いのは嫌がらせではないです(笑)

更新状況のとこが見にくいことになってますが、
車班の日記 の続きが楽しみです。
コクピもがんばって更新してるみたいですね。






一昨日、今年第三回目の桁破壊試験を行いました。

細かく結果を書くつもりですけど、
多くの人には意味ないので速報ということで
全三回やった今年の桁破壊試験について簡単に結果報告、


1回目1本目 [90/0/0/F180-45/F90-20/+45/-45]Φ90
最外層の90°層をなくして製作。
ply構成としてはテール桁を想定。
そのわりにはフランジ層が入ってる。
去年度用に注文したプリプレグの余りを使った。

破断応力:802[MPa]
弾性率F曲げ:4.20×1011[Pa]
弾性率T曲げ:2.95×1011[Pa]


破断応力については想定の範囲内。
弾性率のF曲げとT曲げの違いに驚いた。
このときはまだply構成ではなく、プリプレグのスペックによって弾性率が決まると思いこんでいた。


1回目2本目 [90/0/45/45]Φ30
今年度から新たにできることになるE桁部分に相当するもの。
製作・運用に耐えられる桁かどうかが見たかった。
去年度用プリプレグ。

破断応力:733〜916[MPa]
弾性率F曲げ:1,9×1011[Pa]


破断応力は低い。それより弾性率がこんな値が出るとは思ってなくて焦った。
製作・運用に十分耐えるだろう桁ができたので製作試験としては成功。



2回目 [90/0/0/0/+45/-45/F180-180-45/90]Φ90
主翼C桁を想定。
今年用のプリプレグ。
90度45度用のシートを薄いものにして軽量化を狙った設計。
もしかしたら去年よりちょっと弱いかなと予想。


破断応力:935[MPa]
弾性率F曲げ:3.61×1011[Pa]
弾性率T曲げ:3.70×1011[Pa]

去年の最初の方の試験桁より強くて、焼き方などを改善した試験桁より少し弱い感じ。
弾性率は(だいたい)予想通り。



3回目 [90/0/0/F180-180-90/F120-45/+45/-45/90]Φ90
2回目と同じような構成での桁。
2回目・3回目の試験桁がうまくいったら、今年の主翼桁は1kgほど(!!)軽量化することが可能だと狙って試験桁を設計。

破断応力:1.16[GPa]
弾性率F曲げ:3.64×1011[Pa]
弾性率T曲げ:3.28×1011[Pa]

去年は出なかった破断応力。
強い。
数年前の破壊試験ではもっと強い値がでたことがあるけど、去年と同じ方式でやっている今年の試験桁としてはかなり満足の結果。
2・3回目ともに壊れているのは層間剥離(ウキ)が確認されているところからだった



ちなみに45度層の0度層への影響係数は0.3で計算してます。3年くらい0.3で計算しているので、それに従いました。


簡単に書くって宣言したわりには結局これだけ書かなきゃいけなかったorz
もっと書こうと思えば、詳しく書けるんで要望があれば書きます。






そうそう、1回目と2・3回目の破壊試験で桁の壊れ方が少し違うんです。
破壊のモード(?)が違うと思うんですが、CFRPについてそんなに詳しくないのでわかりません。
1回目の方が広範囲にバキバキだったのに対して、2・3回目はスパッと切ったように折れています。
最外層90度の有無だと思うんですけど・・・
擬音語で説明するあたりが頭の悪さを露呈してますね。

どちらも圧縮面の方の繊維が壊れて折れていると思います。

2回目の破断面
2回目破壊試験。見えている面が圧縮側2回目破壊試験。下側が圧縮側

今、手元に他の写真がないので今度UPします。
詳しい人に話を聞いてみたいです。

この記事へのコメント(5)

  • いな [【追記】 そんなわけで、十分試験桁をやったので来週の金曜日...]
  • おーびー [>多くの人には意味ないので速報ということで 桁試...]
  • いな [>おーびーさん 先輩方がニマニマしながらここのレポー...]
  • おーびー2 [>3年くらい0.3で計算しているので、それに従いました。 ...]
  • いな [>おーびー2さん コメントありがとうございます。 ...]

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2007年11月06日 ここに長いタイトル書いたらどのくらいまで表示されるかを知りたいがためだけにできるだけ長いタイトルにしてみる。長くすることによってみんなにうざがられるんだろうなとちょっと憂鬱になりつつも今日も私は元気に生きてます。書いてあることは設計報告。ここのタイトルって長いからって途中で消えたりしないよね?

書いた人: いな(2007/11/06 03:31:06)

↑の「設計のひとりごと(`・ω・´)」ってところを代表が作ってくれたのですぐに更新しようと思っていたけど、なんだかんだで更新しませんでした。


代表・設計・パイロットのレポートのところが新しくなってたけど、


設計:ゴシックフォント。背景「雲」。頭の中いつでも天気だな!ってことか!?(`・ω・´)←こいつはカワイイ
パイロット:明朝体。丸っこいのがいっぱい。顔出し(笑)
代表:なんだかオシャレENGLISHフォント。カッコイイ・・・解像度高め(な気がする)


作ってくれたのはすごくうれしいんだけど、、、
なんだろう、代表の、自分のところはオシャレにしちゃった感じ。
やるせない気持ち。

マラソンで「一緒に走ろう!」って言われた子に出し抜かれる感じ・・・

いや、何度も言うけど、作ってもらったのはすごくうれしい。






工大祭も終わり、
各班いろいろ動いてて、
実際に機体を作り始める季節が来ましたね。

そんなことで設計主任として自分の担当する設計部分はほぼ完成してきました。

完成率75%ってとこでしょうか?
やるべきこと全体からしたら三分の一くらいな気がしますが。
細かいとこの確認を各班と話したら、一通り設計完了になります。



ひと段落したらきちんと破壊試験とか秋TFの設計としての公式見解とか書きます。

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