2008年11月の記事です。

2008年11月21日 こんなに喋るダ○イ・○マ見たことない!

書いた人: たか(2008/11/21 22:19:41)

~前回までのあらすじ~
接合部付試験桁はグッダン ジャストーレー オーバーレイッ ティーエムエスだった!
数本の試験桁を巻き終えてアイキャンハーバーボーイスになった我々は
なんかコックピットの上についてる黒くて太い棒、通称イージードゥーダンスをまくことになったのである。ポゥ。

何だかFRPの日記みたいですが、設計の日記です。石は投げないでください…。UMDを飛ばすのもお断りします…。

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先週、11/14(金)~15(土)にTRFでいうYU-KI的存在である上田を巻きました。
ちなみに上田は

プ                                    ↓ここです                 ビ
ロ ________________________________________ ヨ
ペ     |            |                                                   ク
ラ      |            |
        |            |

ply構成等はここ数年のものから大きくは変更していません。
前田、後藤相貫部に短い45°層を入れようと考えていたのですが、いきなり2層増えて段差が出来ることによる応力集中やら捩れに対する効果を評価する試験法なんかを考えていたもののいい方法が浮かばず、採用には至りませんでした。
後者はとりあえず相貫なりして簡易的なねじり試験をしてしまえばよかった、と反省しています。

巻き自体はスパイラル(45°層積層)が両方向とも今年度の巻きの中では一番いい出来で、時間も予想より(若干)短く巻き終わりました。
…まぁ歴代からするとかなり遅いのですが…。

最終的な出来を見ると一部不安な所がありますが、採用しようと思います。

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明日11/22(土) から三連休で最内の翼桁であり、TRFで言うとSAM的存在のA桁を巻きます!

Φ120で16plyですって。どれだけ時間かかるんだよ、チクショー!
巻き直しなんてしないんだからね!


某前代表さまへ。
毎桁巻き、差し入れしていただきありがとうございます。
ただ、今回予定されていると噂のポッキーの大量差し入れはお断りしm(ry





この記事へのコメント(1)

  • たか [強調場所間違えました。 とにかくしっかり巻きます!Notカ...]

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2008年11月05日 お化けが怖くて夜中の露天風呂掃除が務まりますかっての

書いた人: たか(2008/11/05 17:21:06)

~前回までのあらすじ~
11/2 に3年生の先輩方に感謝etcを込めて送り出す追いコンをひらきました。

慣例の仮装というか女装(笑)も行われていました。

画像1

(※プライバシー保護の為、いつもより多めにモザイク処理しております。)

画像2

僕は前設計様から残念なものをいただきました。
(※スタッフが後でふくらませて燃えるゴミにだしました。)

三年生の先輩方、本当にお疲れ様でした!

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作業的には追いコンをはさんで二回の桁破壊試験を行いました。
以前行った試験と合わせ結果について簡単に報告しておきたいと思います。

使用プリプレグはすべて今年度用に注文した40t糸のもので、

HRX350C110S : 90°
HRX350C130S : 0°,45°

としました。

今年は45°層に厚めのプリプレグを使おうと思っていたので上のようにしたのですが…。

45°層の曲げに対する寄与係数(と言っていいのか…)は0.25としています。例年より少なく見積もっています。

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1 本目 Φ60
[90/0/+45/-45/+45/-45]

破断応力 : 934 [MPa]
曲げ弾性率 : 237[GPa]
破断歪み (圧縮側): 4938 [μ]

試験は二か所で吊る4点曲げ形式で行いました。

試験の途中で桁が傾いてしまったので、破断時の応力はあまり信頼できる値にはならなくなってしまいました。

丁度ど真ん中の45°の重なり目付近で浮き気味だったところで圧縮側の0°層が座屈して±45°層との間で層間剥離を起こし破断に至った?ように見えます。
また、45°層がねじ切れたようになっていました。

画像3

弾性率はある程度想定内の値でしたが、歪み値がここまでいくと思っていなかったので、

「もしかしてこれ40t糸じゃないの?」

とか意味不明なことも考えてしまいましたが、普通にそんなことはなかったぜ。ってやつでした。

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2本目 Φ90
[90/0/0/F180-180-120/F180-180-90/+45/-45/90]

破断応力 : 1196 [MPa] (45°の寄与係数を0.3とした場合、約1170 [MPa])
曲げ弾性率 : 373.8[GPa]
破断歪み (圧縮側) : 3175 [μ]

3本目 Φ90
[90/0/0/+45/-45/F180-180-120/F180-180-90/90]

破断応力 : 1299 [MPa]
曲げ弾性率 : 383.1 [GPa]
破断歪み (圧縮側) : 3383 [μ]

試験は両方とも昨年度同様中央で吊る3点曲げ形式で行いました。
対称ply構成の効果を自分の目で見てみたかったので、結果として破断応力に100MPa程差が出たのはよかったです。
ただ、C桁としてなら2本目の結果でも十分といえるので、今のところ曲げ以外の要素への影響を考えて実際のC桁
には2本目のようなply構成を採用しようと思います。

破断面は両方とも中央部付近がぱっくり割れたようになっていました。

画像4

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表現等に専門的にまちがった部分があるかもしれませんが、今年度の破壊試験は上のような結果を得ました。
とりあえず今年度の桁破壊試験はここまでとしておこうと思います。

この結果をもう一度捉え直して桁設計に生かしていきたいと思います。
ちなみに今週末は接合部のシートの切り方や貼り方を幾つか検討するため接合部有の桁を巻こうと考えています。

この記事へのコメント(3)

  • 二宮翔会@部長 [こんにちは。 対称な積層構成についてですが、残留応力を...]
  • たか [>二宮翔会@部長 様 コメントどうもです。 確かに...]
  • 二宮翔会@部長 [お返事ありがとうございます。 コメントが長文になり...]

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