パイロットの日記です。

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2009年04月11日 回転試験

書いた人: rin(2009/04/11 13:20:39)

ペラレポートにもありましたが、10日の夕方に行ったConcordiaの回転試験の報告をパイロットの視点から少しだけ。今回は写真がありませんが許してください。


直後にグラウンドセットアップが控えているなど、かなり詰まったスケジュールのなか行われたため、若干準備に手間取っているようでしたが回転試験自体は無事に行われました。

まずは自作した椅子・背もたれ用クッションの座り心地ですが、なかなか良好でした。カーボンの積層板の大きさに合わせて発砲の板を切り、緩衝シート(引っ越しとかで食器なんかを包む白いアレ)を上に何枚か重ねた後、ビニールシートで包んだ簡素なものですが、安い・軽い・痛くないの3拍子がいい感じに揃ってくれたようです。本番用ではもう少し改良したものを作りなおす予定です。


次に表示器と操縦桿のだいたいの位置を確認。表示器は気速、高度、回転数などをすべて横一列に配置した細長い形状をしていますが、若干ですが窓からの視界と重なってしまいました。担当した電操班員のセンスが光るスタイリッシュな表示器ですが、コレもTFを重ねながら相談し、微調整していきたいです。操縦桿について、普段のトレーニングでは椅子の横にある取っ手を掴みながら行ってますが、フェアリングとの兼ね合いで頭の上に操縦桿が設置されています。これも慣れていくしかないでしょうね・・・
あとはドリンクの位置。ホースを使ってドリンクを吸うのよりもボトルから直接ガバッと飲む方が好きなのですが、椅子の下にそこまで余裕がないため現在進行形で悩んでいる状態です。


そして回転試験本番。エアロバイクでは軽い負荷でウォームアップした後間髪入れずに負荷を重くできたりするわけですが、相手がプロペラ、しかも短時間でイキナリという条件ではそうもいかず心拍が追いついてくれません。仕方のないことですがややしんどいです。90回転(回転数計やメトロノームの誤作動で実際はもう少し低かったようですが)で体感280W程度でしたが、実際に計算してみるとちょうどそのくらいだったようです。試験自体は大きな問題もなく、駆動系やペラ班も課題点の確認ができたようで。個人的にもスムーズなペダリングができておらず押し漕ぎになりつつあったのは今後の研究に生かしていきたいです。



さて、グラウンドセtt・・・・おや、誰か来たようだ。

この記事へのコメント(1)

  • rin [またタイプミスですね。 発砲とは発泡スチロールのことです。...]

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2009年03月09日 ネタにかける情熱を一文字で表すと

書いた人: rin(2009/03/09 23:20:28)

・・・・責任、ですかね。


会心のネタ画像を倉庫に投下することに余念のないパイロットです。webレポートではあまりその姿を見せないよう、できるだけ真面目に書きたいと思います。

どうやら我が東京工業大学では前期試験の合格発表が行われたようです。

画像1

合格者リストは学校のホームページで見ることができるうえ、入学手続書類までもが郵送となっているようで本当に今年は「掲示板を見るだけ」というさもしい状態になっていたようですが、それでも大勢の受験生が見に来ているのを見るとなんとも懐かしい気分に浸れるものです。

それと同時に、1年生(新2年生)も学科所属という一大イベントがあり、倉庫では後輩たちが成績表を持ち寄って賑やかに希望所属先を相談し合ってました。

さてココからパイロットらしいことを書きたいと思いますが、今日はクランクとシューズについての報告です。

さんざん先延ばしにしていたクランクですが、ついに購入しました(といっても随分まえに)。
本来自転車のクランクは買ったときの状態で使うのが当たり前なのですが、チェーン駆動ではなくシャフト駆動を採用しているために今回は「完成品に手を加える」必要がありました。すなわち、右足側についているチェーンリングとの連結部をバッサリ切り落とすという作業があったんですね(メーカーに対する罪悪感は当然あるわけで、そういう理由でどの製品を購入したかは伏せさせていただきます)。
で、せめて素人なりにもきれいに仕上げてあげようということで、頑張った結果がこちら

画像2

手前側が右足です。ベルトサンダーで大まかに成形した後、240番から1500番まで、1段階ずつ細かい紙やすりをつかって調整し、最後にコンパウンドで磨いた結果、駆動系主任もビックリの鏡面仕上げになってしまいました。去年までのものと実際に使って比べてみた後に、最終的にどちらを使うかを判断したいと思います。

シューズも新しいものを用意しました。こちらはクランクのときのような事情は特にないため公表しますが、パースイズミの「オクタン」というシューズです。

画像3

カーボンソール、アッパー一体成型による、業界最軽量クラスのシューズです。今まで使っていたシューズより左右合わせて100g近くも軽くなりました。履いた時の印象は若干指が窮屈ですが、漕いでるうちに意識しなくなる程度。レビューなどを見て気になっていた踵の感触ですが、むしろ引き足を使うときに包み込む感じにフィットしてくれる感じが良かったです。人気商品のようで入手困難なシューズですが、試してみる価値はあると思うので他チームのパイロットさんは検討してみてはいかがでしょうか。


めっちゃ長くなってしまったので今回はこの辺で。

この記事へのコメント(3)

  • rin [×パースイズミ ○パールイズミ タイプミスです。失礼...]
  • null [typoってのですねー。 後は重さを合わせるだけ?? ]
  • rin [>>null おかげさまで体重に関しては ...]

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2009年03月06日 気づけば3月

書いた人: rin(2009/03/06 23:54:08)

2月はテストに次ぐテストの嵐で怒涛のように通り過ぎ、気づけば一度も日記を更新してませんでした。ごめんなさい。
この間にもいろいろと話題ができましたので、少しずつ報告していきます。一つの記事に詰め込むよりも小分けにして出した方が更新回数も稼げて、webmasterのご機嫌もなんとかごまかせると思ったので。

国公立大学の前期入学試験による入構規制を利用して、スキー旅行に行ってきました!場所は定番ですが志賀高原。旅行班の素晴らしい働きにより、怪我もすることなくいろんな意味でたのしい思い出を作ることができました。

とかいいながら、自分にとってはこれもまたトレーニングの一環として、我ながらかなりのハイペースで滑りまくってました。真っ先にゲレンデに飛び出してみんなが準備している間にひとすべりしたり。みんなが疲れて宿に帰ってからも、リフトが止まるまで上級者コースを十数回滑ってみたり。ちょっとした高地トレーニングの効果を頭の片隅に意識はしていましたが、期間は短く、宿の食事も見た限り鉄分、タンパク質が少なめの内容でしたので実際にどれくらい効果があったかはわかりません^^;

朝一、だれもいないゲレンデでド派手にこけてたり、足腰をいじめたつもりなのに上半身に筋肉痛がきていたのはココだけの話。
画像1

あしたはいよいよ翼桁の荷重試験があるようです。場所は工事の関係でいつもの緑が丘地区ではなく石川台地区で行われるそうなので、応援、冷やかし、差し入れなどはそちらにお願いします。

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2009年01月16日 今後の方針が決まるまでは

書いた人: rin(2009/01/16 14:00:49)

当然ですがトレーニングは続けます。

チーム運営に関しては代表、設計主任に一任しているので、彼らを中心に今後のチームの活動方針の修正および他チームとの連絡を進めていくことになるかと思います。しかし方針が確定するまでは、僕はあくまで「鳥人間コンテストに出場し、優勝する」ことを最終的な目標としてトレーニングを続けるつもりです。

僕はこれまで鳥人間コンテスト、特にMeisterの美しい機体に乗って琵琶湖を飛びたいという憧れを持ちながらこれまでを歩んできました。あえて浪人し、あえて東工大に入ったのもこの気持ちによるところが多かったことを今でも覚えています。去年の3月、僕が09年度パイロットに決定してから今まで、実感こそわかないまでも夢がかなうことに心を躍らせ、時にはエアロバイクにウンザリするようなこともありましたが、日々トレーニングをしておりました。そんななかの今回の通知によるショックは言葉では言い表せません。

「決定」と表現されているあたり、きっと覆ることはないでしょう。運営者にとっても苦渋の決断だったと思います。でも僕はこのままで終わらせるつもりは1nmもありません。苦境に立たされたときこそが一番おもしろいとき。これからが勝負です。高い部費だって最近やっと全額納めたんだ。俺は絶対に最後まで諦めないぞ

この記事へのコメント(6)

  • 09年度日大パイロット [こんにちは 全国的に一斉にみなが同じ苦境におちいったことを...]
  • rin @ 09年度パイロット [コメントありがとうございます。 >>元日大...]
  • rvd [鳥コンにそれだけの熱意があるひともいるんだと感じました。]
  • 通りすがり [T-MITのブログに春の交流会のブックマークがありますよ。]
  • rin @ 09年度パイロット [コメントありがとうございます。 >>r...]

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