前回の日記更新から一ヶ月も空いてしまいましたね。。。
さて、この一ヶ月に、コックピット班で行ったことをつらつらと書いていくことにしましょう。
フレームは、練習桁を三本ほど巻きました。
フレーム主任は、その錆びきった感覚を取り戻すのに躍起になって取り組んでました。
毎年恒例の、ドライブシャフト巻(スパイラルが3組)も行って、一年のフレーム班員は親指の水ぶくれが潰れていました。いたそう・・・。
そうそう、どうやら、今年は前田(フレームの前側の桁)の直径を少し大きくするらしいです。Meisterの倉庫では寝てるかゲームしているかのような印象を持っていましたが、ちゃんとやること(設計)やっていたんですね。
そういえば、この間、Φ30のマンドレル(ってか普通のアルミパイプ)を買いに、日頃からお世話になっているトガシエンジニアリングに行ってきました。東工大から片道3km程のところにあるんですが、まぁ、歩いて行くしか無いですよね。
2200mmほどのパイプを持った大学生が、やたら慎重にそれを運んで商店街を練り歩く光景を目撃した町の方々はどのように思ったのでしょうか。
そして、今日、11/3から、いよいよ本番桁を巻き始めます。前田です。
この後に駆動系について書きますが、日記が長くなるので、二つに分けたいと思います。
私も何年か前に設計してました.
読んでると,何だか色々思い出しますね!
これまでは前田はφ45だったのかな?
私が加入した頃はφ50,さらにもっと昔はφ60だったこともあるようです.
前田の径を減らすとドライブシャフトのフェアリングを作りやすく出来るけれど,径を減らしてply数同じだと強度がガタ落ち.
だからといって1ply増やすと,径を減らして軽くした分以上に重くなって強度は・・・w
みたいなことを,設計者は鍋CADとSolidWorksとExcelを前にしながら毎年やってるんでしょうね.
恐らく材料力学を勉強しながらの設計作業と思いますが,一本の桁(ここでは前田ですね)だけに惑わされず,全体のバランス,とくに前田の陰に隠れがちだけど,実はパイロットの体重とペダリングの力が一番大きくかかる下田の強度をよく考えて!
というのがでしゃばりOBからの助言です.
私も今の仕事は,とある機械の設計開発ですが,初めての設計はコクピでした.今思い出すと,全然設計ではなかったですけどね(笑)
達成感と後悔が半分ずつ入り乱れた感じだったような...それでも"今の自分"がある起点みたいなものです.
長くなりましたが,みなさん,
とことん悩んで良い機体を作ってくださいね!
そして最低限,卒業できる単位は取るように!