あついです。
11/05/05 18:34
7@駆動系
どうも、おひさしぶりです。コクピの駆動・金属加工主任ですよ。
今日は五月五日、こどもの日。前回の更新から五か月も経ったんですか。
どうりで最近暑いはずです。みなさま、いかがお過ごしでしたでしょうか。
この五ヶ月間の間に、いろんなことが起きましたね。激動の五ヶ月でした。
↓以下、少し私信になるので飛ばして下さってもかまいません。
******************************************
3月11日、東北地方太平洋沖地震が発生しました。
東京では震度五弱でしたが、いままで経験したことのない揺れで恐怖を感じました。
そして、震源が宮城県沖という速報を聞いて動揺しました。
というのも、私とフレーム主任は福島県の出身でして、その地元が震度六強ということで、かなり心配になりました。
幸い、親戚もみな無事で、家などにも被害はありませんでした。それに関してはよかったです。
ただ、津波の被害を受けた沿岸地域を思うと胸が痛みます。
相馬の海にはよく釣りに行ったりしたのですが、今はどうなっているんでしょうか。
さて、その後心配なニュースを耳にします。
それは、福島第一原子力発電所の事故による、福島の風評被害についてです。
福島は農業が盛んな場所なので、それによる被害は本当に心配になります。
福島は、地味ですが、米や日本酒などをはじめ、おいしい食べ物がたくさんあります。
みなさん、福島県産のものをよろしくお願いします。
以上、私信でした。読んでくださってありがとうございました。
******************************************
さて、コックピット班ですが、いつの間にかTF用に関してはロールアウトしてました。
地震の後の計画停電の影響で、加工機械や真空ポンプが使えないなど、いろいろな問題に直面し、ロールアウトの期日もどんどん迫ってきて、春休みはなかなか大変でしたが頑張りました。
そして、先週の金曜日、無事にグラウンドセットアップを終えることができました。
さて、今年のコックピットについて、軽くですが紹介していきましょう。
今年の下ギアボックスはこんな感じです。
コンセプトは「攻める」ということで、なんかいろいろと攻めた設計になりました。
ギアの関係で、かなり小さめのギアボックスになっています。結構軽いんですよ。
ギアボックスがすっぽりと納まっているマウントですが、ギアボックスマンドレルなるものをつくり、それにカーボンを積層して一体成型させたものとなっています。まぁ、写真では製作途中ですが。出し入れするのも割ときついくらいにはめあい(?)がでていて、かなり頑丈な仕上がりとなっています。
フレームの全容はこんな感じです。これを完成させるまでのフレーム班の苦悩の数々を書き記していきたいのは山々ですが、これを書くには余白が狭すぎるので書きません。
倉庫の改修工事や計画停電の影響など、様々な外乱を乗り越えてこれを完成させたフレーム班を心から賞賛したいと思います。
でも、授業には出ようね。
ってか、大学に来ようね。
さて、いろいろありましたが、4月6日、私にとっての最大のイベントが訪れることとなりました。
TF用駆動系統の回転試験です。
もちろん、設計上では不備がないものとなっていますが、やはり、初めて実際に負荷をかけ回転させることは緊張します。
下の写真は、その際に撮られたものです。
結果、無事にプロペラを回してくれました。
バックラッシの調整などに課題は残るものの、特に異音なども観測されず、ほっとしました。
今年はCPPを搭載するということで、プロペラ周りもなんだかいろいろついています。
メカメカしくて、かっこいいですね。ちょっとテンションあがっちゃいますよ。
金属光沢大好きです。
と、そんなこんなで、フェアリングを取り付けて、コックピットが完成したわけです。
これからの駆動・金属加工としては、鳥コン出場も決定したということで、TF用をつくったことによって得られた様々な教訓を生かし、設計した本番用のギアボックスをつくります。
そして、天気がよければ、明日はいよいよテストフライトです。
私たちの作った機体に、リンタさんが乗り込んで、空を飛ぶ日がもう間もなくです。(まぁ、一回目のTFでは飛ばさないんですが。)
もうワクワクテカテカとドキドキですよ。
まさか日記を更新するのに2時間もつかうことになるとは・・・と反省しつつ、今回はこの辺で失礼させていただきます。次に更新するのはいつになるでしょうか。
では、また。
この記事へのコメント
この記事へのコメントはありません
(C) Meister.