お久しぶりです。2011年度駆動系主任および設計の七海です。
鳥人間コンテストが終わり、はや3週間がたとうとしています。
あぁ、やっぱり緊張しましたね、本番は。
いや、緊張というよりは不安かもしれません。ひたすら不安でした。
本番一か月前の最後のTFでの、ユニバーサルジョイントが破壊されるという事故以来、
本当に不安で仕方なかったんです。
使いまわしだったとはいえ、アレが壊れたということは、何が壊れても不思議じゃないという考えがあり、鳥コン出発前日などは、S45Cのキーがせん断破壊されたり、チタン64合金の軸がねじり破壊されたりといったあり得ない夢も見ました。
琵琶湖に到着してからも、TFからずっと使っていて、作り直さなかった唯一のパーツである上縦軸のキーが少しゆるくなっていて、そこで何かあるんじゃないかとずっと心配でした。出発前はこれでも大丈夫と確信を持っていたのですが、琵琶湖では作り直さなかったことを後悔していました。(ドライブシャフトをずっとイジイジしていたのはそのせい。)
さて、そんな不安がありながら、無事に鳥コンが終わりました。
結果はまだ言ってはいけないということで、どこまで書けはいいやら・・・。
まぁ、競技の結果は言ってはいけないという解釈で、駆動系とコックピット班について軽く触れて最後としましょう。
鳥コンでは、スターターという大役を担うこととなったコクピ3主任(またの名をコクピ3クズ)・・・。
3人で夜のグラウンドや公園を走ったり、去年のコックピットを用いてスタートの練習をしたりと、入念に準備してきました。そして、本番では、機体運搬の際になど、おそらくパイロットの次に優遇してもらいました。
プラットホームへ向かうコクピ3主任です。
左から、フェアリング、フレーム、駆動です。この写真気に入ってます。
さて、そんな準備万端のスターターの雄姿は、8/19(金)19:00~の鳥人間コンテストでご覧ください。
ネタばれ→(まぁ、向かい風4~5m/sって、ちょっと押せば浮いちゃうよね。ほとんど何もしませんでしたさーせん。)
鳥人間コンテストで最も緊張した場面は、じつはフライト直前の回転試験でした。
というのも、本番前日の機体審査では、突然の豪雨のために回転試験を行うことができず、またギアボックスも組み上げた状態で放置せざるをえなかったので、琵琶湖についてから調整や確認を全く行えなかったんです。もちろん、私たちとしてはほぼ万全を期したので、大丈夫だと思ってはいましたが、やはり不安とは完全にはぬぐえないものです。