どうもこんにちは。電操班ロガー担当のyukimachiです。実はもう引退していますが、まあ、鳥人間コンテスト2012までは我々の代でしたので、本番での電装の成果を報告したいと思います。
27日はテレビ放映だったわけでしたが、見ていただけたでしょうか?
まさかの東工大が!という結果でしたね。私も、本番非常に悔しい思いをしました。
ですが、このようなイレギュラーなことが起こった時こそ電装の出番です。電装が作った様々な計器のログから本番にどのようなことが起こったのかを検証しなければなりません。
まずは、本番のログをグラフ化したものです。
今年積んでいた計器は以下のとおりです。
グラフの対地速度はGPSで計測した位置を時間部分することによって求められています。
見ての通りですが、姿勢角計のデータがありません。今年は非常に運悪く姿勢角計が本番だけ動作しておりませんでした。着水後、水没によって一旦ロガーが停止したものの、数分後に謎の復活を遂げて数分間またログが取られていたのですが、その時には姿勢角計のログも取られていたため、つなぎ忘れ等の初歩的なミスではないことは確かです。また、このような現象はテスト段階では見られず、原因については謎に包まれたままです。
出力が異様に低いこと、対地速度が非常に速い割には対気速度が非常に遅いこと等、気になるところはたくさんありますね(無論、対気速計の信頼性とかそういうそういう議論も生まれるわけですが...)。今回のフライトで飛距離が全然出なかったことの原因については電装の範疇では無いため割愛します。
最後に、GPSのログです。
このような状態になっていました。映像と良く一致していることがわかりますね。
以上が、鳥コン本番での電装の成果でした。
多くの機器が正常に動き、また、非常に細かい時間間隔でログが取れ、さらに、マイスター初となる出力の計測など、今年の電装は大きな進化を遂げました。
(C) Meister.