記念飛行(10thTF)を行いました
16/10/12 23:00
ひよりちゃん
2016年度電操班主任のひよりちゃんです。これが私の最後の投稿になります。
先の代表、全体設計、パイロットの記事にもあるとおり、16Meisterの記録飛行プロジェクトは中止という結果になりました。
人命が関わるプロジェクトである以上、安全性という問題は常につきまといます。パイロットが慣れ親しんだFBWによる操舵ならともかく、慣れていないWLでの操舵で最大2回のTFしか行えないと考えると、操舵担当としてもこれだけではWLの信頼性が確認できないと判断しました。
しかし、プロジェクトの実現一歩手前までいくことができたのも事実です。学生主体のプロジェクトながら自治体や関係団体との交渉を進めてくれた代表と全体設計にはお疲れさまと言いたいです。
そのかわり!といっては何ですが、記念飛行(中身は普段のTFと同じですが......)を行いました。
その様子をログを交えてご紹介します。
記念飛行!(9/11 in ホンダエアポート)
天気は曇りがちでしたが、フライトに支障はありませんでした。すでに来年の鳥コンに向けて作業を進めている17Meisterの2年生や1年生の後輩、OBさん等も来てくださって非常に賑やかなものになりました。
<1本目 短距離>
・計器ログ
・高度計比較グラフ
・姿勢角ログ
・GPS
<2本目 中距離>
・計器ログ
・高度計比較グラフ
・姿勢角ログ
・GPS
<3本目 中距離>
・計器ログ
・高度計比較グラフ
・姿勢角ログ
・GPS
<4本目 長距離>
・計器ログ
・高度計比較グラフ
・姿勢角ログ
・GPS
<5本目 飛び切り>
・計器ログ
・高度計比較グラフ
・姿勢角ログ
・GPS
<6本目 飛び切り>
・計器ログ
・高度計比較グラフ
・姿勢角ログ
・GPS
ログのExcelファイルはこちら
6回のフライト全てで完全にログを取ることができ、WLの不具合はありませんでした。前の投稿で上げましたが、昨年度との違いとして気圧式の高度計と姿勢角のログを取りました。気圧式高度計はログの解析に時間がかかったものの、超音波式高度計で測定した値に追随しており、超音波式の分解能を考慮するとかなり正確な高度が測定できたのではないかと思います。姿勢角計もところどころおかしな値を示しているものの、全体としては妥当な値を測定することができたと思います。また、出力計は私の不手際で本番4日前に完成したのですが、ちゃんと動作していて肩の荷が下りました......その他、ログのリアルタイム公開も限定人数でしたが成功し(詳細は
Meister電操班公式twitterへ)電装、操舵共に悔いのない結果で記念飛行を終えることができました。
Meister2016年度執行代は鳥人間コンテストへの出場が叶わず、記録飛行も断念したりと非常に悔しい結果となってしまいました。叶わなかった鳥コン優勝の夢は後輩に託し、OBとして差し入れ等サポートしたいと思います。
末筆ながらこの度のプロジェクトにおいて応援してくださった企業様やOB様、その他の支援者様にはこの場を借りてお礼申し上げます。
Meisterをこれからもどうぞ宜しくお願いいたします。
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