今日は授業の合間を縫って鉄製テーパーマンドレルの溶接を行ってきました。
3分割してあるこのマンドレルをつなぎ合わせると5.8m近くになります。中実なため非常に重く、桁巻きの際は接合部分で'よれ'や'繊維の切断'が起こりやすくなります。また、出来上がった桁を脱型するときに接合部がゆるんでしまうことも考えられます。
これらを防ぐため、本当は接合部2か所とも溶接したいところなのですが、全重量が100kg近くあり、収納も不便であることも考えて、二つある接合部の一か所だけ、技師の方にお願いする形で東工大の溶接設備でプラズマ溶接してもらいました。
溶接直後の接合部の写真です。→
今日のマンドレル大移動にかかわってくれた人はお疲れ様でした。一日で終えることができて良かったです。
『人力飛行機』というものは見た目は単純な構造に思えるかもしれませんが、製作にはありとあらゆる分野がかかわっていることに気付かされます。 大学1,2,3年程度でこれほどいろいろなことを経験できるサークルはなかなか無いのではと思います。
他の大学の人も読むことがあるかもしれませんが、興味があればいつでもMeisterに入部できるので是非連絡してきてください。連絡は書き込みでもOKです。
(参考)...実際のDマンドレルの重さはどの位か???
すべてを接合した状態で考えるものとする。
テーパー端(細)円面積S1 : S1=490(mm^2)
テーパー端(太)円面積S2 : S2=5027(mm^2)
マンドレル長 : h=5800(mm)
炭素鋼の密度 : 7.85*10^3(g/mm^3)
円錐台の体積公式 : (S1+S2+√S1S2)*h/3
総重量目安≒107.5kg