早いもので、もうTF用フェアリング製作の時期ですね。やっと待ちに待った作業が始まりました。(棒読)
と言う訳で、今年のフェアリングの方針をいくつか書いてみようと思います。
まず、今年も制作方法を変えます。近年のMeisterのフェアリングは、小さな発泡スチロールのパーツを組み合わせて作っていました。しかし今年は、主任である私の趣味によりなるべく一体成形をしてみます。切り出し用ジグも変な形になって頭がおかしくなりそうです。
そこで、1500mmの電熱線カッターが必要になりましたが、無かったので作りました。
こちらが新電熱線カッター。フレーム主任がくぐっていますが、良い子は絶対に真似しないでね☆
ちなみに右のは今まで使っていた電熱線の中で最も大きいやつです。『大熱線』と呼ばれ皆に慕われて
きましたが、今回作った新電熱線カッターがいかに大きいかがお分かりいただけるかと思います。
フェアリング班1年の女の子2人よりも大きい電熱線カッターですが、これを使いこなせないようではフェアリングは完成しないのです。
とりあえず、見た目、製作性、製作誤差、強度などがどんな感じになるかを確かめられたら幸せ(´∀`)
他は、TF用フェアリングではインテイク・アウトレットの位置や形を試行錯誤する予定。これに関しては未だに謎が多く、それでいてフェアリングの性能を左右する最大の要因になりうるため、解析の結果だけでは信用できないとの結論に辿り着いたからです。
あとは、キャノピーやドアを丸くします。これは完全に私の趣味ですが。
本番用フェアリングに関しても、徐々に条件を追加していきながら設計をしています。
曲率を気にしつつ少しでも細くすることを念頭に置きながら設計していますが、足の軌道を正確(誤差±1cm以内)に採寸する手段がわかりません。今のところは動画分析に頼っていますが、最適な方法を模索中です。
あと、発泡スチロールのたわみやすさはメリットでもデメリットでもあります。フィルムを熱収縮させると変形してしまうようで。。。。。
それが原因で干渉したら洒落にならないので、最悪の場合その変形量も考慮に入れることになりそう(?)
解析に関しては、今年からスパコンが使いやすくなったので積極的に利用していきたいです。FlowSimulationだけでは心細いので、昨年と同じくfluentくらいは使うと思います。
と言っても結局、まだパイロットの正確な姿勢がわからないので、フレームのロールアウトが待ち遠しくて仕方ない日々です(・_・|
ざっくり言うと10月はこんな感じでした。また製作中に余裕ができたら更新します。まぁそんな気はさらさら無いですが