4月13日早朝、飛行場にて本年度初テストフライトを行いました。 　組み立てが遅れたグラウンドセットアップの反省を活かし今回は早めに動き出したので、夜明け前には完全に組み上がった機体が飛行場の深い朝靄の中にその姿をあらわしました。白い霧の中重心測定を行ったのち、いよいよ滑走を開始しようとしましたが足回りのトラブルが見つかりしばらく中断を余儀なくされました。 　足を予備の部品と交換した後、まずゆっくりと滑走を行ない主翼の左右バランスを確かめつつ、回ごとに徐々にスピードを上げていきます。機体が浮かないようにエレベータをダウン（頭下げ）に切っていたにも関わらず、6回目には両輪が浮きました。しかし滑走路の使用終了時刻が迫っていたので滑走路から撤収しました。 　今回は事前に想定していたほど回数をこなすことができなかったのは残念でしたが、機体の出来は思っていたより良く、今後もテストフライトごとに反省点、改良点を積み重ね、調整を詰めていくことができれば、きっと琵琶湖の大空を美しく飛行する機体ができることだと思っています。これから夏の琵琶湖本番にむけて、万全の体制で臨めるようにしていきます。