2004年度エコノムーブ部門 代表挨拶   ←back
2004年度代表からの挨拶です。(文責 飯塚)


1Lレースなるものをご存知でしょうか?そう、ガソリン1Lでどれだけ走れるのかを競うレースです。
今の世界記録は3624km/?だそうです。すごい。ちなみに、乗用車の燃費はあの新型プリウスでも36km/?です。
すごい記録ではありますが・・・世の中には更にすごい省エネカーがあります。

僕らが作っているのは、電気自動車です。といってもただの電気自動車ではなく「エコノムーブ」という競技におけるマシンのことです。
この競技は大会側から支給される鉛蓄電池の電力だけでどれだけの距離を走ることができるのかを競うもので、その電力とは144kwh、電気代にして約3円、ガソリンに換算すれば約8ccとなりこの電力での最高記録は79.1kmなのです。
これはガソリン1Lに換算して約4297km走ったことになり、上の記録をはるかに凌いでいます。すごすぎる。

Meisterでは2002年9月からエコノムーブの製作を始め、その成績は1年目としてはなかなかなものとなりました。
代が引き継がれ1年生を加えのべ9人。このチームをリードしていく2年生には車のメカが好きな人間からモータが好きな人間、レースが好きな人間と、車を作るには十分な「やる気」がそろっています。
1年目の結果や車体に甘んじることなく更なる飛躍を目指し私たちは今年もエコノムーブに挑戦していきます。
まだ歴史が浅いことや人数が少ないために、製作に関してはまだまだ開発していくべきところが多くあります。
しかし、ものづくりで楽しいのは新しいモノを開発することです。そのような楽しさも味わいながら車体製作をしていけたらいいなと思います。