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シャフト試験第一回

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9/30(夏休み最終日) 試作シャフト回転試験(第一回及び第一回追試)

製作

ギアボックス
ギアボックス

今年はドライブシャフト駆動にしようという試みで夏休みにシャフトの試作品を作ろうというところからシャフトに関する具体的な計画がスタートしました。
8月の後半まで工場が使えない状態にあり、その間に試作品の設計をあげて8月後半から実際の製作にとりかかりました。
設計はなるべく今ある材料で値段を安く作り上げないとならなかったのでその材料に合わせると各部品合わせて相当な重量になり、かつ短期間で完成させなければならないということもあって部品の数をより少なくして設計しなければならなかったのであまり理想的な設計にはできませんでした。

上田内のギア
上田内

製作の方は工場でのアルミ部品の製作なのですが、旋盤が二台故障しており三台しか使えず、一台はエコノが使っているので、さすがにマイスターだけで旋盤を占領するのはよろしくなく、一台しか使えない状況が続いたのと、僕がフライス盤を使うのが初めてでそれで少し苦戦したこともあって順調とはいえない状況でした。時間も少なく正直言うと本番ならば没になるできのものでもでも何個かは採用したり、一年生の工場実習でも部品を作ってもらいながらしながらなんとか9月中旬にはアルミ部品は全てそろいました。
その後、機体にアルミ部品を固定するためのマウントを作り始めました。
アルミ部品は工場で作るのでかなりの精度で製作することが可能ですが、マウント部分はカーボンを使うので人の手で作らなければならないため、相当難しい製作になりました。
特にシャフトの水平と垂直を出すのがとても困難で、出来上がったものも良い完成度とはとても言えるものではなかったです。事実、上田内のギアのかみ合いは良くないです。

第一回回転試験

全体像
全体像

夏休みのほとんどをかけて作った試作のシャフトが完成し9月30日、初めてのシャフトでの回転試験を行いました。
初めは外でやる予定でしたが強風のため大倉庫の中での試験となりました。
最初は回転数をあげずに何回か回して、その後徐々に回転数を上げていくとチェーンが歯飛びしてしまい、チェーンの長さを変えることができず、簡易テンショナーを作り歯飛びを抑えました。
しかし、歯飛びは収まったのですが回転数が上がるにしたがってパイロットの足の回転がプロペラシャフトの回転に伝わってないという現象が起こりました。原因は上田内のギアのかみ合いが良くないのが原因かと考えましたが、実はドライブシャフトとギアをつける部品がねじ止めされてなかったのが原因でした。(非常に申し訳ないです。)
これでうまく回らない原因は全て解消したと思って、もう一度回転させてみると回転数が低いうちは順調に回っていたのですが、回転数を上げて50rpmから60rpmに変わるあたりから上田内から金属のこすれるような音が聞こえ始め、70rpmを越えたあたりから下のギアボックスからも音が聞こえ始めました。
結局その後も何回か回しましたが音の原因がつきとめられないまま回転試験は終了しました。原因の一つに上田内のギアのかみ合わせが悪いことは確実にあると思うのですが、ギアボックスからの音は何が原因かはまだわかっていません。

第一回回転試験追試

二度目の回転試験は10月10日に行われました。と言うか一回目の試験でギアが付いているアルミ部品が折れてしまい全然回していません。もう一度もっと丈夫に作って試験をやりたいと思います。

このような試作シャフトの結果でしたが、この実験をいかして本番用のものをよりすばらしいものを作ろうと努力していきたいと思います。

文責 小森

回転試験の様子は回転試験の動画をどうぞ、回転試験の様子を収めた動画(mpeg)4つをzip形式で圧縮したものです。
ファイルサイズは8.43MBなので、覚悟してダウンロードしてください。

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