25代コンセプト(P・フレーム班)
2025-03-01今年のPフレーム班は、主に軽量化を目標としています。
フレーム桁
25代では、8年ぶりにフレーム桁を自作しました。これにより経費を抑えると同時に、ピール桁を採用することが可能となりました。ピール桁と非ピール桁の両方を準備して破壊試験を実施した結果、ピール桁でも強度に問題がないことがわかったため、ピール桁を採用することに決定しました。 破壊試験の詳細な結果については、以下をご覧ください。
全体設計より
先日、いわゆるピール桁の破壊試験を行いました。破壊応力は約1.05GPaと、設計時に許容している応力の2倍以上でした。試験の詳細はリプライ欄にまとめています。 ⚠動画の音量には注意してね😓
桁の情報
- 内径:Φ55
- 積層構成:[90 0 +45 -45 0 90]
- 支持方法:片持ち(かんざし式)

おもりの情報
- 荷重:集中荷重
- 位置:1550mm(根元からの距離)
- 破壊時重量:48.43kg

結果
- 破壊応力:1045~1067MPa
- 破壊時最大応力:1333MPa




非ピール桁についても同様の条件で破壊試験を行いましたが、計算ミスにより、正確な破壊応力を得ることができませんでした。ごめんなさい😣 ちなみに、ピール桁よりも小さい荷重で破壊しました。




翼桁
先ほどフレームのピール桁について説明しましたが、主翼桁でも一部(1番外側のテーパー桁)にピール桁を採用しました。また、24代から桁の太さを変更しています。24代ではΦ135→120→90→テーパー桁の構成でしたが、25代ではΦ120→110→90→テーパー桁という構成に変更しました。他にも、全周0°層が24代に比べて少なくしているなどの違いがあり、これにより桁の重量を軽くすることができました。
翼胴マウント
主桁側のマウントは主翼桁のサイズに合わせて小さくしたため、昨年よりも軽くすることができました。設置の際も、パテ盛りやオーバーレイの量をできる限り少なくしようと考えています。また、フレーム側のマウントの高さも低くすることで、無駄な部分を省く設計にしようと考えています。
安全な機体を製作できるよう頑張ります‼️