2007年10月の記事です。

2007年10月20日 World Econo Move Chiba in 日本自動車大学校2007参戦記(後) 

書いた人: 熊谷(2007/10/20 19:08:02)

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 え〜、最近いい意味で忙しいので正直Meisterの事なんかどうだっていい感じのベアです。このままFade awayできれば亡霊にならずに済みそうです。
 前回のレポートですが、掲載する写真のサイズを間違えましたm(_ _)m
大変見難くなってしまい、申し訳ありませんでした。

 NATS大会の決勝の話…の前に予選の時の書き忘れた話から。
 まず、予選時にパンダから「細い金属音がしていた」と書きましたが、どうやら①ブレーキディスクとキャリパーの干渉音②アッパー固定用のピンとカウルの干渉音、の二つが混じった音である事が分かりました。①の方はエネルギーロスになるので、決勝までに解消しました。②の方は会場ではどうしようもなく、決勝の最中も結局キュンキュン鳴りっぱなしでした。まぁ、こちらの方はエネルギーのロスになってはおらず、単に五月蝿いだけでしたが。
ちなみにパンダのアッパーの固定ですが、車体の後部(前部のピンは手違いで破壊してしまったので無し)にピンを立てて前後左右の揺れを解消し、ドライバーが内側から(倉庫にあった巨大)洗濯ばさみでアッパーを固定する事で上下の揺れを解消する、という仕組みです。
 あと、こっちの方が肝心なんですが、予選はパンダは回生回路を搭載していたのですが、全く使わなかった(回生使ってまで減速する場面が無かった)為、決勝では外して走行する事になりました。

 あと、もう一点。ライトビルトは前輪部分の小さな窓が左右とも割れてしまい、代用品が無かった為、今大会では終始そこの部分は窓無しの状態で走りました。小さな窓なんでそれ程影響は大きく無かったとは思うんですがね…

 と、長くなりましたが様々な困難を乗り越えて決勝レースは午前9時半開始でした。
 当日は雨が降る一歩前で踏みとどまった様な、寒い曇った天気でした。
 レース前はコース清掃に乗じてコースを歩いたり、わざわざ来てくれた応援隊から食料を奪ったりと、全体としてはちょっと気楽な雰囲気。但し、パンダのブレーキの調整とか、ライトビルトの車体や回路の調整とかは、最後までゴタゴタしていました。

 決勝レースではパンダが二番目に前という絶好の位置からのスタート。それに対してライトビルトは後から四番目のスタート。
 レースが始まると2台とも最初は抜かされていきますが、まあ周囲に惑わされずにペースを守って走行する事に。
 レースが始まると、明らかにライトビルトのペースを抑え目。パンダは順調に走行。
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 さて、30分経過してドライバー中山君に電話。「電話が来たら、こちらの声が聞き取れなくても積算電流の値+トラブルが有れば言って」という事前の方針のお陰で、最低限のコンタクトは可能に。

 外から見ているとライトビルトはガタガタ音が、パンダはキュルキュル音が絶えず聞こえますが、特に走行は問題なさそう。
 一時間経過し、パンダは少し電流消費が大きかったが、一時間半が経過した所で聞くと、若干バッテリーが余りそう。という訳で代表が中山君に電話
「このまま行くと、バッテリーが余りそうだから、加速して」
ギュルギュルギュル…(反応無し)」
「ペースを少し上げられる?」
ギュルギュルギュル…(反応無し)」
文章で会話するのは無理だった様なので、単語で怒鳴る事に。
ペースアップ!ペースアップ!
☆●△◇!
 返事が聞き取れない…ちゃんと聞こえたんだろうか…
しかし、その後はパンダはちゃんとペースアップ。しかし、どうやら指示は伝わっておらず、中山君が自分で判断してペースアップしていたらしい。
で、3年が電話し終わってみるとライトビルトが坂の登りで止まりかけている。やっぱりこのコース難しいもんな…
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という訳でパンダは少しペースを早め、ライトビルトはややとまり気味で走行し、パンダは37周、ライトビルトは26週でレース終了。お疲れ様でした。

 午後のレースではOBの三葉虫や、その他有力チームが出場しました。どこかのテントに逆さテルテル坊主が掲げてあったにも関わらず、決勝でも雨は降らず、曇りのままでした。
 三葉虫は安定して走行し、44周という好成績。自作DDで始めて予選、決勝ともに安定して走行出来たレースとなりました。おめでとうございます。

 順位の方は三葉虫が14位、パンダが20位、ライトビルトが25位でした。

 その後表彰式が始まるまでは、一年生を連れて、PROJECT MONOさんの車体を見せて貰いに行きました。次々期ドライバー候補を含めて何人かMONO-Xに乗せて頂いていましたが、どうやらちゃんと入れていた様です。チームに誘われた人もいましたが、一年生は大事な人材なので丁重にお断りしました。また、MONOのドライバーさんが東工大の院に通われていたらしく、某記念館のデザインについての話をしたりしました。
 毎回お世話になります。
 
 さて、表彰式。1位〜3位で無い事がわかっているのでのんびり聞いていると、突然
「次は、優秀な学生チームに与えられる古河電池賞です」
ん?そんな賞有ったの?と思っていると
24番、東京工業大学
 パンダじゃん!急いで代表が賞を受け取りに行くと、一メートル四方の大きな賞品が渡されました。重たい物でしたが、流石にMeister1(多分)の腕力を誇る代表は易々と賞品を掲げていました。この時の写真は、手に入りしだいアップしておきます。

 という訳で今回は全体としては、3台とも完走+古河電池賞という成績でした。何で賞貰ったかはよくわかりませんでしたが。ちなみに今シーズンはタイ大会で一回賞を貰っているので、2個目という事になります。

 という訳で次の幸田大会ではより上位を狙って全力を尽くします。ちなみに幸田では院のOBが更に一チーム出場するので、ルシオライトビルトリロビートランスパンダの計四台、26人での出場となります。

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2007年10月18日 World Econo Move Chiba in 日本自動車大学校2007参戦記(前) 

書いた人: 熊谷(2007/10/18 23:14:45)

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 そろそろ引退が近い旧車班主任です。
 とりあえず先日(13,14日)に行われたエコノ千葉大会の報告をします。あくまで僕の視点なのであしからず。

 今回の大会では、今回から1年生も加わり、現役メンバーだけで15人、んでもってOBが5人の計20人で参加しました。
車体もライトビルトリロビートランスパンダの計3台の車体を運用するという、かつて無い規模での参戦となりました(2年→ライトビルト、3年→パンダ、OB→トリロビート(以後三葉虫と略))

 まず前日。僕は相変わらず一年生を動員して夕方から窓を磨いたり固定器具を調整したり(壊したり)とマイペースに作業。秋TFの積み込みが終わり、倉庫が広くなるやいなやOBの馬野、坂井両先輩がウォンウォン唸る巨大なモーターを倉庫で回し始め、準備万端の様子。
2年の車体のセットアップは終電の時刻から、3年は午前3時頃から開始。5時には出発!…のハズが、両学年共にセットアップが遅れ、6時半に大学を出発!やっぱりセットアップ開始が遅かったかな…

 車内では、環七のミスドを見る前に眠り込んで、起きたら会場の駐車場。
 急いで積み下ろしをしてから車体にゼッケンを貼った時点で予選が午後からだという事を思い出す。その後は窓を作り直したり、(天気予報は晴れなのに)雨よけを作り直したり、午前の予選を見たりと、少々のんびりとした雰囲気。二年生は終始3、4人がライトビルトの周りで作業をしていて、それなりに忙しそうな様子。そもそも走らせる度に数箇所破損する車体に新しい回路を載せて、経験の少ないドライバーが走るんだからテンパるだろうな〜、とは思っていたけど。

 さて、予選。予選では二年生はSoftbankと契約してドライバーと設計がホットラインをつないでいる模様。3年生はもう一定の電流値を保つ事に関しては何の心配もないドライバーなので、比較的のんびり観戦…というかずっと起きていたんで、予選が始まると何人かは爆睡。
、自分としては自信作の固定器具がちゃんと機能するかどうかが気になる所。
 レース開始。パンダはやや遅め、ライトビルトはやや早め。

 30分経ち、そろそろドライバーと連絡を取るか…
「もしも〜し?」
ギュルギュルギュルもしもし?」
「トラブル有る?」
ギュルギュルギュル
「電流値どのくらい?」
ギュルギュルギュル
 ……交信不能。
 なんかパンダから「細い金属音」がひっきなしに聞こえて嫌な感じでしたが、その後パンダはバッテリーが余らない様に若干ペースアップ。

 ライトビルトは中盤にバッテリーに配慮してペースを落としましたが、終盤に坂で停止→休んでバッテリー回復→走行→停止…
 という風に、バッテリーが無くなりながらも懸命に走行し、2台とも完走できた様です。
 決勝のグリッド順は、遅い方の組の、パンダが前から2番目、ライトビルトが後から4番目でした。
 ところで三葉虫ですが、馬野先輩の汗と涙の結晶のDD(ダイレクトドライブモーター、ギア等を噛ませずにモーターの回転で直接車輪を回転させるモーターの事。興味有る人は先輩に言って見せて貰うといいですよ)が上手く機能し、終始パンダよりもワンランク早いペースで完走し、速い方の組で決勝を走る事になりました。

続く…
 なお、写真は予選決勝関係なく、ランダムに掲載しています。

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2007年10月09日 昨今の車班事情

書いた人: 熊谷(2007/10/09 22:59:55)

 大分前の事ですが、一年生の班所属が有り、エコノには車班2名エレキ4名の6名が所属しました。まあ僕には直接関係はないけど、エレキの一年生も暇を見つけて車班の仕事を手伝ってあげてくださいね。多分2人だけで車班の仕事を全部やるのはかなり厳しいと思います。
 逆に一年生の内からエレキ班の人が車班の作業に慣れておいて、自分の代の製作を始める段階で車班の作業が有る程度出来る状態になっていれば、多少の人数不足くらいどうにでもなると思いますよ。(なんか他の代の他の班に勝手な事色々言ってしまって済みません)

 ところで、車班2人の方には今パンダ関連の作業を手伝って貰っています。既に完成した車体の改良作業なので比較的限られた分野の作業ですが、2人とも経験が少ないにしてはなかなか上手で、色々と助かっています。
 作業内容としては大阪大会で雨対策とアッパーカウルの固定が散々だったので、そこらへんの対策を中心に作業しています。

 ところで次のNATS大会ですが、今週末の土日に千葉の日本自動車大学校(成田空港の傍です。)で行われます。コースは結構本格的ですが、バッテリー量の都合によりちょっとテンポの遅いレースになりそうです。土曜日に予選走行、日曜日に決勝レースがそれぞれ2回に分けて行われます。Meisterエコノムーブ部門は2年生がLeitbildで、3年生がトランスパンダで出場します。また、4年生のOBがTrilobitで出場するそうです。人力の方も土日にTRが有るそうですが、頑張ってください。

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2007年10月03日 雨ニモマケズ…大阪大会参戦記

書いた人: 熊谷(2007/10/03 22:38:20)

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 題名の通り、9/30日に行われた大阪大会について書きます。

 大阪大会は関空に近い埠頭で行われました。一周は目測200m程の小さな特設コースで、写真の様な駐車場をコーンで仕切っただけのコースです。画像1コース全体がきちんと舗装されているので大きな段差等は有りませんでしたが、水はけは悪く、海が近い為に風が強いコースでした。
 今回我々は新車トランスパンダ一台で出場しました。
 我々は29日から大阪入りし、大会コースを使ってテスト走行を行い(コースが開放されていた)、本番の走行に備える事に。冷たい空気と小雨交じりのどんよりとした空の元、無理矢理テンションを上げながらテスト走行をすると…
・回路が見完成
・アッパーが上手く固定できていない
・前輪が走行中にブレる
・雨で車体がずぶ濡れ
 という様々な由々しき事態が発生。テスト走行して良かった…
 コース開放が終わって追われる様(より正確には追い払われる様)にホテル(毎度おなじみの東横イン)に移動し、その日の内に出来るだけの対策を講じておきました。夜中の駐車場の作業はつらかった…

 30日は朝から雨に降られ、視界ナシ、水溜りだらけ、寒い、と正に最悪のコンディションでのレースとなりました。
 午前中に2回あった予選走行(ベストラップ方式)では2回とも1、2周走行した所で視界不良、車内が水浸し等の理由でストップ。これにより決勝レースでは後から3番目からのスタートとなりました。

 これではイカンという事で、決勝までに昼飯を犠牲にしてエコノ総出で車体に雨対策を施しました。画像2
 後輪は代表が作ったカバー、前輪には車班2年の作った雨よけ(写真には写っていませんが)、大きくなり過ぎた後輪の穴には一年生の作ったカバーを貼り、車体各所に雨水排出用の穴を開け、回路はPET板で覆い、窓には親水性の石鹸を塗って準備完了。いざ決勝へ!

 気合を入れて臨んだ決勝レースでは雨もほとんど止み、視界も多少は良くなりました。それでもレースが始まると、パンダは前輪駆動系の動きが怪しかった事と視界不良と路面不良によりスピードを抑えての走行になりました。
 パンダは最初のうちは抜かれる一方でしたが、徐々にスピードを上げて行き、また悪条件の為に他のマシンが次々と戦線離脱していった事とで少しずつ順位を上げていきました。
 結局、パンダは大会では初めて完走し、16位(参加34台)でレースを終了しました。

 完走できたので結構満足してる…と言いたい所ですが、今回は雨に対するパンダ、というかエコノ全体としての弱さが浮き彫りになってしまいました。最近大会で雨が降っていなかったので油断してましたね…。という訳で雨対策を万全にして—あと、いい加減固定器具と前輪駆動系もどうにかして—次のNATS大会に臨もうと思っています。

 今後とも応援よろしくお願いします。

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