2007年11月の記事です。

2007年11月15日 最期の戦いになるといいなぁ…幸田大会報告その参

書いた人: 熊谷(2007/11/15 22:42:59)

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 先日近所で急に懐かしい香りを感じたので、何のにおいかと思ったら有機溶剤のにおいだったベアです。幸田大会報告の続きです。

 さて、午後1時半から決勝は開始。我々も準備万端…と言いたい所ですが、なかなかブレーキディスクの調整が終わらない。他の車体がほとんどコースに入ってからも調整を続け、コースに入ってからも周囲の雰囲気を無視して調整を続行する、という強行軍で何とかレース前に調整完了。
 さて、ようやく落ち着いた所で古河電池の熊谷さんのお話し。
「今回、バッテリーはしっかり130Whに充電して頂きました。」
え?130しか充電してないの?もっと充電している(もっと充電できる)と言う予測の元に完璧な作戦を立てていた我々…

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決勝を待つパンダ

 と、まあ不安を残してレーススタート。しばらくは何も起こらず4台とも好調…と思いきや15分程経過した時にパンダが(恐らくぶつけられて)スピン。しかし30秒程でレースに復帰したので問題は無いかな〜っと一安心したのですが…
ところが、一周のタイムを見ると、スピン前が2分ちょいだったのに対してスピン後は2分20秒ペースに。一周20秒も遅くなっている…。何かあったっぽいので代表からパンダ内の中山君に電話。
レース後に聞いた話だと、代表の携帯は、(2年以上大倉庫で酷使し続けた+もはや買って3年目後半の)僕の携帯とは違い、非常に話し易かったそうです。で、中山君によると、「スピンした時に、前後輪の微妙な調整が狂った」との事でした。
正に嫌な予感が的中した感じで、ピットインも検討しましたが、ピットインしてもそれなりに時間が掛かりそうなのでとりあえず走行続行で行ってもらいました。
 その間、気付けばトリロビートが9位→8位→7位と順位を上げて爆走していました。ルシオラは18,9位くらいを安定して走行。ライトビルトは26位くらいを走行していましたが、徐々にラップを上げてきました。パンダにそのうち追いつきそうな雰囲気。

 それにしてもレース中はとにかくMeisterとComoestaはなんどもアナウンスして頂けました。やっぱり合計参加台数が4台だったし、パンダは目立つしトリロビートは昨年の実績が有るし、先輩が物凄く目立つ伝言板を振りかざしてドライバーと交信を試みていたし…
「あの一際目立つピンク色の「車体は…」
「あれは昨年のベストラップ賞の…」
「おや、どうやらドライバーに電話が通じないチームがある様ですね…」
等々。
 レース後半には、パンダがいよいよペースダウンしてきました。バッテリーが少ない様で、ハラハラして見守っていましたが、ついにレース終了15分前くらいにバッテリー切れでコース中で停止してしまいました。26位でした。
 その間にライトビルトはパンダを抜かして23位で完走しました。但し、聞いた話ではバッテリーが余っていて、「もう4周は記録伸ばせた」との事でした。
 トリロビートは終盤まで7位あたりを爆走していたのですが、アッパーの固定器具が崩壊したとかの影響で一度ピットイン。再び出走しましたが、惜しくも入賞はならず、11位でゴールしました。先輩曰く「ピットインしなければあと4位くらい順位は上だった」との事です。
 ルシオラは最期まで安定して走行していた様です。19位だったそうです。先輩曰く「ルシオラの性能は全部引き出せたと思うし、そういう意味では大成功だったんじゃないか」だそうです。

それにしてもパンダですが、縁石に乗り上げたりスピンしたりしたにも関わらず、底面はほぼ無傷です。パンクも少ないし、ちょっとやそっとじゃ壊れないし、なにやら物凄くタフな車体です…

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パンダの底面。無傷です

 という感じで決勝は終了しました。その後は、4台並んで記念撮影をした後、会場を後にしました。

 多分、もう一つ何かまとめ的な物を書いてからWEB上から引退すると思います。まあ、大会報告としてはこんな感じで終わりたいと思います。写真の選考が悪い事と、パンダ以外の報告がいい加減なのはご勘弁下さいm(_ _)m

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集合写真は一番顔が移っている人が多い写真を選びました。この写真でも顔が写っていない方は運が悪かったという事でお願いします。なお、「でんわ」というでかいスタイロ板の意味については大会に行ったメンバーに聞いてください

 あと、遠路はるばる応援に来て下さった応援隊のみなさん、ありがとうございました。

この記事へのコメント(2)

  • ミツバ齋藤 [モーターの件、その他、お問い合わせ有難う御座います。4台も出...]
  • 熊谷 [ 確かにMeisterの車体名はドイツ語とかが多いので、他チ...]

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2007年11月10日 最期になると思われる戦い‥幸田大会報告其の弐

書いた人: 熊谷(2007/11/10 00:21:41)

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 どこかのレポートの題名の長さが嫌がらせにしか見えないベアです。幸田大会の報告の続きです。

 さて、翌朝幸田サーキットに到着すると、早速車体の積み降ろし。
4台とも早速駆動系、電気関係のセットアップを開始。
 9時からは午前中の練習走行。早速ルシオラが出走しようとして…
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ん?今なんか人力の2年生がいた様な…
気のせいですよね?エコノの大会の一日目にいるハズありませんよね?

さて、その後三葉虫、ライトビルト、パンダが次々に練習走行。現役の方ではギアが抜けるとか縁石や他の車体と接触するとか、ロガーの不調とか些細(?)なトラブルに何度も見舞われながら午前の練習走行終了。
 午後はライトビルトがペースを抑えて、パンダが本番のペースで一時間以上連続で走行。その後パンダが今期初のパンクに見舞われ、走行を終了。ライトビルトはほぼ時間いっぱい走行しました。
忙しかったんでOBの方は余り見にいけなかったのですが、三葉虫もルシオラもなかなか調子が良かった様です。とりあえず三葉虫のベストラップ賞に期待。

 練習走行終了後は、もはや4回目になるビジネス旅館「大黒屋」に24人で泊まりました。昨年の我々の付けた傷も癒えている様でした。24人で押しかけた上に、バッテリーの充電やら放電試験やら色々やらせて頂きました。毎度の事ながらお世話になりますm(_ _)m

 翌日は朝7時40分にブリーフィングがあったので、それに間に合う様に宿を出発しましたが遅刻しました。予選が10時半からなので、時間的には余裕があったハズなのですが、車検やらギアの調整やらロガーのチェックやらで何だかんだで予選直前まで忙しい感じでした。

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写真は、ルシオラとトリロビートが仲良く並んで予選を待っている様子です。

 予選はベストラップ方式で、一周以上走行すれば記録は残ります。本気で一位を狙って爆走する所もあれば、適当に流して終わりにする所もあります。ちなみにトリロビートは前者、パンダは後者です。ギアも決勝用のまま変えませんでした。

 予選直前、どうやらロガーが動かない+ブレーキの調整で手間取った事と、どうせ最初は混んでいるから危ないだろうという判断で、パンダは予選が始まってからも20分くらいピットに引きこもっていました。それに決勝向けに調整する時間を確保したかった為、出走して一周記録を残した時点で引っ込みました。24位でした。あんまり走らなかったので、応援隊からは何かあったのかと心配されましたが(笑)。

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写真は予選でのパンダ(手前のピンクの車体)の力走です。明らかにピットに戻る所ですね‥。ちなみに奥に見える建物は一階がピット、二階が観覧席になっています。
 ライトビルトは予選開始から少し経ってから走行を開始しましたが、何周か走行した時点で「横転しかけて、地面と接触して持ち直す」というトラブルに見舞われ、急遽走行を停止しました(御老体になんて事を!)。25位でした。
 トリロビートは予選開始から本気モードで走行し、一度ベストラップを叩き出しましたが、今年はミツバさんに抜かれてしまった様です。残念。と言ってもそれでも2位だけど。

 ルシオラは‥ごめんなさい、一切見ていませんでしたm(_ _)m

 という訳でそれぞれ予選を走行し終わって、決勝に備える事に。パンダはとりあえずロガーの機能回復とブレーキディスクの調整を最優先に進めます。ライトビルトは生々しい傷跡の修復に入った様です。

次の記事はいよいよ決勝についてです。

運が良ければ週明けくらいに続きを書きます‥

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2007年11月07日 最期の戦い…幸田大会報告その壱

書いた人: 熊谷(2007/11/07 22:23:58)

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 OBになりました、熊谷です。
 今月の3、4日に行われたエコノ幸田大会について書きます。写真をたくさん掲載したいし、文章が長いと見づらいので、数回に分けて書きます。

 今回のレースは今年度の最終戦で、菅生大会の次に本格的なコースです。どんなコースかと言うと画像1

という感じです。このコースを一度に40台のマシンが走る訳で、そりゃもう迫力も危険も満点です。

 しかも、今回はMeisterからは2台、MeisterのOBチームの「Team Comoesta」から2台出場で、計4台、24(後で一名追加)人という、エコノ史上初の大規模参戦です。
 一応参加した車体をざっと紹介します。多分新しい2台は写真無くても分かりますよね?

・Lucciola(ルシオラ)…04年度製作の車体。特徴はヒレの様な尻尾と大きな窓。アンダーカウルは「ツインチューブ構造」という独特な構造をしており、一見の価値有り。04年度の幸田大会では4位で入賞した事がある。M2を中心としたOBが運営画像2

・Leitbild(ライトビルト)…05年度製作の車体。特徴は…カウルの形状全てが特徴的。現存する車体では一番大きい事や、05年度の先輩の好意もあり、2年連続で2年生の練習用車体に使用している。菅生大会で走行した唯一の車体で、その時特別賞を頂いている。現役2年が運営。
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・Trilobit(三葉虫)…06年度製作の車体。特徴は、三葉虫っぽい細く鋭い車体と背中(?)の青い炎の模様。最小の前方投影面積と最強のモーターを誇る車体で、路面の条件さえ良ければかなりの性能を発揮できる。06年度の幸田大会で予選のベストラップ賞を受賞している。4年OBが運営。

・Trans Panda(パンダ)…前々から書いている今年度製作の車体。特徴はピンク。遠くからでも非常に識別し易い。前回の大会で古河電池賞を受賞。実力の程は如何に…?現役3年が運営。

 大会出発は金曜の深夜2時……の予定であったが、エコノの車体4台(と道具各種)を一台のトラックに積み込もうというのだから、当然簡単にはいかない。固定でドタバタしている内にパンダの前方固定器具がまた壊れたり…
 で、結局3時半に倉庫を出発。隣りの工房では人力の皆さんとエコノが一人混じっていた様な気もが桁を巻いていました。

 しかし、大会会場では信じられない光景が我々を待っていた…

多分続く…

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