2007年04月の記事です。

2007年04月22日 第二回TFレポート

書いた人: のぶひ(2007/04/22 14:08:23)

 今回電装に起きたトラブルをまとめると、

①回転計の表示およびログ取りができなかった。
②サーボコントローラが故障した。
③舵角計の表示が一時的にできなくなった。

このようになります。

①についてですが、異常が発生しそれに気づいたのがセットアップを開始してから3時間以上たった朝方でした。水曜日と出発直前に行った動作チェックでは問題なく、セットアップ当初も問題はなっかったので、これはいわゆる桶川病の症状です。ロガー、回転計、表示機すべてにエラーが存在しうるという線で、現在原因を究明中です。

②について。サーボコントローラが、①のトラブルとほとんど同時刻に故障しました。テスターで見たところコントローラ本体から尾翼への信号が出ていないことが分かったので、予備のものと交換してとりあえず乗り切りました。帰ってから調べたところ、ADM3202というレベルコンバータICに接触不良が起こっていることがわかりました。制作時半田付けは慎重にしたつもりでしたが、トラックでの輸送中や、前回TFでの滑走中など、長時間の連続的な振動により弱っていたところに、何らかの衝撃が加わって半田付けがとれ、今回のトラブルが起きたと考えています。

③についてですが、①、②の一時間ほど前に舵角の表示ができなくなりました。電装の人にしか分からないと思いますが、キャラクタ液晶の初期化ができていない状態です。これも予備のものに交換して乗り切りました。その後のテストでは、問題無く動作しているのですが、原因について調査中です。

 以上のようなのトラブルで設計、パイロットはじめ皆さんに迷惑をかけて申し訳ありませんでした。m(_ _)m

 逆に今回のTFでの成果は、気速計、高度計に、去年とれなかった舵角計を含めて、ログが取れたことです。ほとんどの転がし、滑走でパイロットはラダーを左にきっていることや、ラダーをきろうとするとどうしても若干エレベータをきってしまうことなどが分かりました。また、最後のショートレンジでは気速が10m/sを超えていたことが分かりました。これらはほんの一例でログを見れば、色々な貴重なデータが得られます。ASTにTFログが入っているはずなので、皆さん是非見てください。

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