2008年01月の記事です。

2008年01月15日

書いた人: いな(2008/01/15 07:26:42)

まさかの四連休だったことに気づいていてしまったので少し更新します。

前回の更新ですごく簡単に書きましたがD桁に相当する部分の設計を変更しました。
まだあんまり書きたい気分でもないですけど、少しばかり経緯を。



去年のD桁(翼の最外部分のCFRP薄肉円筒パイプ、ここ数年は焼き方以外は変わらずおよそΦ78>>Φ36のテーパー桁)のマンドレルが去年の焼きに耐えられずにすぐには使用できない状況になりました。

桁の使いまわしまで考えて
の段階から様々に検討していました。

の段階でマンドレルの修理をあきらめ、新規購入を考えて、金属会社に問い合わせてみたり、FRPのプロに聞いてみたりしてました。結果金属でテーパーマンドレルは買えないことがわかりました。


の段階では2本のストレートパイプをつなぎ合わせる感じにしようと考えていました。このときは概算をしていて色々なことが未決定だったのでΦ55とΦ30の桁くらいが丁度いいかなと構想。




晩秋になり、少し細いながらもテーパー桁が作れるマンドレルが都合ついたので今年はΦ52>>Φ27のテーパー桁にしようとしました。





年末になり1本目のD桁を巻いてみて多少難がありつつもなんとか焼き上がりました。






年始になり2本目のD桁を巻きました。


詳しくはFRP日記で書いてくれると信じているので詳しくは書きませんが、
想像を絶する残念な結果になりました。製作段階でミスをしたとかではない失敗でした。あえて言うならこういう方針で行こうと決めた自分の責任だとは思ってます・・・

2本目のD桁が焼きあがってすぐ2本接合方式に変更を決定しました。

機体の完成が遅れる・新しく巻くのが大変・人手のかかる製作が増える・お金がかかる・巻くのが大変・重量が少し増加する・構造的に不安要素が増える・巻くのが大変
等の理由によりデメリットしかない変更で渋々ですが変更することにしました。


秋に構想していたものから少し変えてΦ60とΦ30のパイプの接合にしました。


桁製作に携わったOB・OGさん以外はたいして興味がないであろうことですが、現役としては頭を悩ませてくれるもんです。


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わからない人のためにすごく簡単に説明。

飛行機の構造体としての桁は太い方が強い。太すぎると翼型に入らない

翼の形(平面形)は細長い方がカッコイイ無駄がないので外側にいくに従って短くなる

翼の面積は重量と飛ばし方に依っておのずと決まる

入る太さの桁が決まる

輸送の都合上分割する。が、なるべく分割数は減らしたい

テーパー桁にするとうれしい(大学チームの自作テーパー桁って少ないはず)

風がふけば

桶屋がもうかる
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2008年01月08日

書いた人: いな(2008/01/08 21:59:53)

昨日機体の仕様を変更。

テーパーがかかっていたD桁を

ストレートの
長さ2300mm・Φ60
長さ2500mm・Φ30

の二本接合式に。

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