たかが書いた2009年06月17日の記事です。

2009年06月17日 第五回TF報告

書いた人: たか(2009/06/17 17:57:28)

いまだ前回のテストフライトの報告をしていませんが、とりあえず第五回TFについて報告したいと思います。
パイロット日記にあった通り、クラッシュしてしまいました。

前方、後方、サイドからの動画をまとめたものがこちらです。

http://www.youtube.com/watch?v=8sCKOztlbYI
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[状況報告]
人的な損害
機体停止前に転んだ2名
停止後にテールに保持に入ろうとして足を滑らせた1名
が軽傷を負いました。

機体の損害は
①コックピットの桁と車輪のL字を繋ぐリング部が前後輪ともに外れた。
②プロペラの端部から約3 cm ほど上面、下面の前縁張り合わせ部が剥がれた。
③垂直尾翼端部に取り付けた保護用パーツ、構造材のスタイロフォームが破損した。
④水平尾翼と胴体桁を繋ぐ水平尾翼制御用ロッドのマウントが外れた。
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 左翼が上がり気味、機首が右に向いた状態で離陸しました。ラダーを切って左に向けようとしていましたが、応答が悪く、高度も低いまま緑地帯に向かって進んでしまいました。

 機体が減速して高度がさらに下がったところに緑地帯にできていた段差に後輪が衝突し、コックピット後ろ側の接合部分が壊れて後輪が外れました。その直前に二年生1名、三年生1名が滑走路とぬかるんだ緑地帯の際で足を滑らせ転んでしまい、危ない状況になってしまいました。
 動画だとパッと見、プロペラにあたったようにも見えますが、運良く当たらない位置で転んだようです。

 ミーティングで過去のテストフライトを見つつ動きを確認したり、過去機体を使ってグラウンドクルーの練習をしたり、毎TFごとに反省点挙げたりしていたのですが、やはり緊急時は練習のように上手くいかないですね…。特に事故になった飛行に関しては2名以外にも機体に近づきすぎなグラウンドクルーも多く、テールに入って転んだ1名含む3名とも何とか軽傷で済んだものの、全員の意識、組織運営に関しても課題が多く見つかりました。

機体に関する面では
・翼の撓みのバランスの悪さ(滑走を主に行った回の動画ではそこまで問題なさそうだったので、状況が悪かったのかも)
・機速が遅すぎることによる尾翼の効きの悪さ

が一因かと思われます。
 個人的な反省点…はたくさんあるのですが、特に指示出しに関して

「明確に、正しい指示を出すこと」

「パイロット、グラウンドクルーとの打ち合わせ」

が十分でなかったことが原因として大きいです。とっさの判断も甘く、減速後の指示出しで皆を惑わせてしまったと思います。
猛省が必要ですorz

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厳しいテストフライトになってしまいましたが、コックピット、ペラ、翼班が見事に補修してくれたため、今週末もテストフライトに臨めそうです。
もう一度気を引き締めてかかります。

最後になりましたが、クラッシュ後にアドバイスを下さり、撤収作業も手伝ってくださった先輩方、大変ありがとうございました。

この記事へのコメント(3)

結構昔のOB (2009/06/18 00:00:23)

幾つか気になることがあるのですが、

>①コックピットの桁と車輪のL字を繋ぐリング部が前後輪ともに外れた。
昔もあれくらいのクラッシュはよくあることでしたが、リングが外れたことは一度もありませんでした。昔の設計思想では、足に荷重がかかったときには、コクピのリングとL字を結合するボルトが破断してコクピを守る設計をしていましたが、設計・製作は大丈夫なのでしょうか?

>・機速が遅すぎることによる尾翼の効きの悪さ
動画ではグランドクルーが置いていかれているくらいの機速は出ているように見えます。テールや垂直の設計次第ですが、大気速度5m/sくらいからは滑走中であっても垂直は効くと思います。テール・垂直の設計が問題ないのか、垂直のニュートラルポジションがあっているのか確認してはどうでしょうか?

今週末のテストフライトとのことで、若者のすごいパワーを感じます。頑張ってください。

結構昔のOBよりは,たぶん昔じゃないOB (2009/06/18 00:14:45)

>> コクピのリングとL字を結合するボルトが破断してコクピを守る設計

現役の頃,この話を聞いたことがあります.
が,私が現役だったときにコクピ班で使うボルトのサイズの共通化を行い(それまではM3~M5までさまざまな種類があったと記憶しています),すべてM4にした記憶があります.変更前の足まわりはM3だったかな?
そのあたりが影響してるかも・・・.

いわゆるフェイルセーブ設計の観点からは問題だったのかもしれません.

何にしてもコクピ班の主任は腕の見せ所ですね!
がんばってください!

たか@人力設計 (2009/06/19 01:27:40)

コメントありがとうございます。

>結構昔のOB 様
>>コクピのリングとL字を結合するボルトが破断してコクピを守る設計

今年のコクピ班は緊急時にL字、ボルト周りの順に破断してコクピが守られるようL字等の設計、製作をしたと聞いています。
今回は段差になった地面に車輪が直撃するというコクピ設計時の想定以上の荷重がかかっていたとも考えられますが、本来ならL字が折れるはずが折れなかったのは、初期のTFでL字まわりが壊れ、少し強化したことが効いていたのかと思います。

尾翼の効きに関して、ですが、垂直尾翼の設計については当日に改めて見積もりなおしたのですが、歴代機体と比較してもイマイチ判断しかねる数値だったためもう一度翼の撓み量も含め、滑走等で確かめてみようと思います。
垂直ニュートラル位置については毎回のチェックでは確かめてはいるのですが、次回は注意してみようと思います。

>結構昔のOBよりは,たぶん昔じゃないOB 様
自分はL字が先に破断するように設計している、と聞いたように覚えているのですが…自分の聞き間違いだと申し訳ないですが…^^;
どちらにせよ、設計した時点で想定したものとは異なる壊れ方をしているため、再考してみようと思います。

全班、何とか修復を間に合わせてくれたため、今週もテストフライトに臨めそうです。
慎重に調整の確認を行っていきたいと思います。

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