ヤマダが書いた記事です。
書いた人: ヤマダ(2007/10/11 22:44:03)
ご無沙汰してました。設計のヤマダです。
この前の代表の日記にもありましたが設計案がようやく完成しました!!
自分で言うのも何ですが、かなりスリムな感じに仕上がった自信作です。
少し見づらいですが(^^;)
↓↓
現在はこれを元に更に修正を加えているところです。
実は完成してからいろいろと問題が発覚していまして・・・。
細かいところに関してはまた後日書きたいと思います。
これの他に野心的なアイデアを盛り込んだバージョンもこっそり作成中なので、最終的にはそれらの中からひとつに絞り込んで、来週あたりから実際の製作に入っていけたらいいなと思っています。
学校の講義が始まり、製図や実験に追われ、あさってに迫ったNATS大会の準備と何かと忙しい今日この頃ですが、設計のラストスパートをがんばります!
なんだかよく分からない文章になってしまいましたが、今回はこのくらいで
人力の皆さんも週末のTFがんばってください
書いた人: ヤマダ(2007/07/25 19:01:53)
こんにちは!設計の山田です!!
今日は7月14日、22日に行った第2回、第3回ドライバー測定の報告をしたいと思います。
前回のレポートでも書いたとおり、私たちの車体ではドライバーの体型を最大限に生かすことがコンセプトです。
また今年のドライバーの川﨑は今までのドライバーの先輩方とはかなり体型が異なります。
そのため、今までのデータを参考にすることができないことも多く設計の手のつけようがありませんでした。
そこでまず、具体的な数値を考え始める前にドライバーの体型の計測が必要になります。
一ヶ月ほど前に行った第1回目の測定の結果を受けて、大まかな計算(最小回転半径、切れ角、ホイールベース(※1)とトレッド(※2)のバランス⇔前方投影面積への影響etc...の検討)をしました。
もっと正確なデータのため、第2回のドライバー測定は、様々な調整が可能なコックピットの原寸大の模型(モックアップ)を作ってそれを使って行いました(画像)。
そこに実際にドライバーに乗ってもらい、計算で求めた値が実現可能か?というところを確認したり、今後の設計の資料にするためにいろいろな状況を再現した上でさまざまなデータを集めていきます。
具体的には、前輪のパネル間隔やホイールベース、ドライバーの乗車姿勢などを変えながら測定を進め、計測したデータを元に、Meisterの歴代の車体や他チームさんのデータと比較しながら最適な値を検討していきました。
(ほとんどのエコノムーブの車体は前2輪、後1輪でドライバーは仰向けに寝そべるようなスタイルをとります。画像では足の左右にある板の脇に前輪が、ヘルメットの後ろの板の裏に後輪がきます。)
第3回目の測定ではここまでの2回の測定結果や計算の結果を受け、ほぼ数値の決まったホイールベースとパネル間隔を再現した上でドライバーにモックアップに入ってもらいました。
その上で数値の調整を行い、来年度の車体の(暫定)トレッド、ホイールベースを決定しました。
ももを挟むパネルの間隔もかなり攻めているためにドライバーはかなりきつそうでしたが、車体完成までにはこれよりも大分細くなるように頑張るつもりみたいなのでそのまま決定としました。
どの車体にも言えますが、エコノムーブの車体はドライバーに優しくないですね・・・。
だいえっとがんばれーw
※1 前後の車軸間の距離 一般的にこの値が大きいほど直進安定性が良くなるが、最小回転半径が大きくなりコーナリングの性能が落ちたりする。
※2 左右の車輪の接地点間の距離 一般的にこの値が大きいほどコーナリング性能が上がる。しかし、大きくすると車体が大きくなってしまい、空力性能を損なう可能性がある。
ところで、今週末は人力飛行機部門の大会ですね。
ヤマダは飛行機の製作には殆ど関われませんでしたが、
同じマイスターとして、本番の際には精一杯応援したいと思います。
パイロットの山だ。さん、頑張ってください!!
書いた人: ヤマダ(2007/07/14 02:49:44)
こんにちは!
Meisterエコノムーブ部門2008年度設計のヤマダです。
2007年度の人力飛行機部門のパイロットの 山だ。さんとは別の人ですので・・・
前回の代表の日記に続いて、今回は技術的な(?)面から僕たちの代について紹介したいと思います。
私たちの代の最大のポイントは何と言っても 歴代最小最軽量ドライバー です! まぁとにかくドライバーが小さく、ボディの形状、車内のレイアウト共に自由度が高いため、設計的にさまざまなチャレンジを行えるのではないかと考えています。
それを受けて、2008年度の車体のコンセプトは「ドライバーの特長を最大限に生かしたエアロダイナミクスマシン」です。
今までのMeisterの車体は、比較的トレッドを大きくとったコーナリングスピード重視の車体が多かったのですが、今年は直線スピードに重きを置いた形になります。これは回生システムの開発が順調に進んでいることと、ドライバーの技術と安全性を考慮したことによります。
また、私たちの代には以下のようなストロングポイントがあると考えています
・設計前に秋田大会に参加している
秋田大会に参加し、2008年度のメンバーで車体を運用、レースに参加しました。ドライバーがレースを経験することで設計に対してのドライバー側からの要求もはっきりしましたし、車体を運用する上での問題点など実際にレースに参加することでしかわからないことを学べました。大会に出たことによって得た経験、情報を来年度の車体にフィードバックできます。
・実質2台の製作経験がある
私たちは2007年度の車体制作に参加した他に、距離コンに参加するために小型の電気自動車を製作しました。ほぼエコノムーブと同じような構成で作られているため(CFRPモノコックボディ、自作DDモータ、アルミ削りだしの足回りなど)車体製作に関して今までよりも多くの経験をしています。また、この車体を製作するに当たって多くの実験的要素を取り込み、来年度の車体製作に応用する準備をしています。
・FRP製作に関して技術力が高い
みなさんお世辞で言われているのかもしれないのですが、型の製作や積層の技術について企業の方や、先輩方からお褒めの言葉をいただいています(照)
・チームの仲がいい!雰囲気最高!
みんな仲良しです。他のメンバーが設計に関して思ったことをずばずば言ってくれます。そこから多くの議論が生まれ、より完成度の高い車体ができるのではないかと考えています。
これらのストロングポイントをしっかり生かしていくことでいい車体を作りたいと思っています。
最後になりますが、大会会場などでレース前後の忙しい時間にもかかわらず丁寧に質問に答えてくださった他チームの皆様、さまざまなアドバイスを下さった企業様、先輩方、本当にありがとうございました。みなさんのおかげでこのような形で設計のスタートラインに立てていると思います。これから車体の設計と製作が進む中、まだまだたくさんの壁にぶつかると思いますが、そのときもまたアドバイスをいただけたらと思っています。
小さなことでも何かありましたらどんどんコメントをいただけると嬉しいです!
まだ製作のスタートラインに立ったばかりですが、応援お願いします!!
こんにちは、ヤマダです。
先日のミーティングで正式に来年の設計案が決定し、前回のレポートに少し修正を加えた形で決定しました!
そして先週から本格的に車体製作がスタートしています。
今年の車体製作は今までと制作方法を変えることに挑戦しています。
大きな変更点としては雄型の材質をウレタンからスタイロに変更しました。
これは、スタイロなら熱線で切れるということで手作業で削りだすよりも精度が出せるのではないのかという理由でした。
それとモーター買うせいでお金が無いです(笑)
また翼班やペラ班で使われる材料なので、他の班の人に聞けばアドバイスがもらえたことも大きいです。
しかしスタイロはウレタンよりも弱い材料なので、注意しないとすぐに変形してしまいます。
雄型の精度は重要なので、その辺は慎重に作業を行っています。
去年までの方法に比べて作業自体は非常に楽になっていると感じるので、スタイロの取り回しに神経を回す余裕があるので
今のところ作業方法の変更は成功かなと思っています。(といってもまだまだ始まったばかりですが)
先週と今週はこんな感じで作業してました。↓
熱線で切る時に使う型紙を切り出してます。
断面のような形でスタイロを切り出して重ねていきます。
今年は断面の取り方も今までと変更しています。(地面に垂直→地面と水平)
また今回の一連の作業では翼班の皆さんに非常にお世話になりました。
改めてありがとう!
今週末に2008エコノムーブGPの最終戦である幸田大会が開催されます。
私たちの代もLeitbiltで出場します。
毎レースどこか負傷して帰ってくるLeitbiltの修理も終わらせ、明日(今日か?)出発します。
この前のレースの反省(いつか代表がレポート書いてくれると思います)をふまえ、いい結果が出せるようにがんばってきたいと思います。
また3年生はこのレースで引退となります。
なんかレポート書きながらさびしくなってきました。
・・・
いい結果を残せることを期待してます、がんばりましょう!