セキグチが書いた2008年03月01日の記事です。
書いた人: セキグチ(2008/03/01 13:42:20)
こんにちは、本日は前輪まわりの設計の様子をハイライトでお送りいたします。 前前回にも書いたとおり、前輪の設計はアライメント(操舵性を決めるためのパラメーター)の調整をしなければいけません。それは設計との戦いでもあることを意味しています。 まず、自分で設計を上げました。意外とあっさりとできました。 しかし、設計と相談すると、「もっと攻めないとだめだ」と言ってきます。 そこで、設計の指示にしたがい、図面を修正しました。 しかし、「キングピン角をもっと小さく。」と言われたのでだめでした。 こんな感じの会話の繰り返しでアライメントが決定しました。妥協の産物です。 その次は、干渉のチェックです。 いかにすごい部品を作っても、干渉が起きたら部品はうまく動きません。 そこで、CADの部品を動かして干渉をチェックすると・・・ 「見事干渉しました。」 干渉したのはタイヤ上部と、タイヤが外側に切ったときに前方側面で、深さは2、3ミリでした。 設計のこのことを伝えると、 「大丈夫、サイズ合っていないから。」 と言われました。 実際に雄型を計ってみると設計値より一センチくらい大きくなっていました。 ・・・と言うわけで干渉チェックは終了です。 最後に、操縦性についてですが、昨日焼き上げから帰ってきた型にドライバーが乗り込んで持ちやすい位置を確認しました。 このとき、いつもは小さいドライバーがやたらと大きく見えました。 無事走るか不安になってきた・・・ そして現在、できた図面をあげ、製作にかかっています。・・・つづく
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こんにちは、本日は前輪まわりの設計の様子をハイライトでお送りいたします。
前前回にも書いたとおり、前輪の設計はアライメント(操舵性を決めるためのパラメーター)の調整をしなければいけません。それは設計との戦いでもあることを意味しています。
まず、自分で設計を上げました。意外とあっさりとできました。
しかし、設計と相談すると、「もっと攻めないとだめだ」と言ってきます。
そこで、設計の指示にしたがい、図面を修正しました。
しかし、「キングピン角をもっと小さく。」と言われたのでだめでした。
こんな感じの会話の繰り返しでアライメントが決定しました。妥協の産物です。
その次は、干渉のチェックです。
いかにすごい部品を作っても、干渉が起きたら部品はうまく動きません。
そこで、CADの部品を動かして干渉をチェックすると・・・
「見事干渉しました。」
干渉したのはタイヤ上部と、タイヤが外側に切ったときに前方側面で、深さは2、3ミリでした。
設計のこのことを伝えると、
「大丈夫、サイズ合っていないから。」
と言われました。
実際に雄型を計ってみると設計値より一センチくらい大きくなっていました。
・・・と言うわけで干渉チェックは終了です。
最後に、操縦性についてですが、昨日焼き上げから帰ってきた型にドライバーが乗り込んで持ちやすい位置を確認しました。 このとき、いつもは小さいドライバーがやたらと大きく見えました。 無事走るか不安になってきた・・・
そして現在、できた図面をあげ、製作にかかっています。・・・つづく