フェアリングとは、簡単に言うとパイロットが乗るコックピットを覆うものです。 人力飛行機の敵である重さと空気抵抗をなるべく減らすため、Meisterのフェアリングは窓以外は全て、発泡スチロールを流線型に加工して作ります。
フェアリングをつける最大の意味はパイロットの恐怖心を取り除き、パイロットに風を送り込んで体を冷やしたり呼吸を助けたりすることによって、 パイロットのパフォーマンスを最大まで高めるということですが、フェアリングにおける最大の魅力はなんといってもデザインにこだわれるということです。
発泡スチロールでできた真っ白な立体曲面に絵を描いていく作業ほど楽しいことはありません!
まだ書くべきことがある気もしますが、そんな感じです(^_^;) 基本的にフリーダムな班(?)なので、忙しい人にもお勧めですよ♪
コクピット班駆動系は、その名の通り、人力飛行機の駆動システムのすべてを司る部署です。
パイロットがペダルを漕ぐことによって産み出す動力を、ギアとシャフトを介すことでプロペラの回転力に換える際、 できるだけ効率が良くなるように、そして、高い安全性を維持できるように部品の設計、製作をすることを主な仕事としています。
部品は主に、アルミ合金などの金属を、旋盤やフライス盤などの機械を使用して加工することで製作します。 これらの機械を見たこと、触れたことがないという方が大多数だと思いますが、これから理系の人間として生きていく上で、 これらの機械によるパーツ加工の行程は必要になってくるので、役に立つことは間違いありません。
前持った知識などは何も必要ありません。また、飛行機に興味があるかないかも問いません。
金属加工や駆動システムの設計に興味がある人、ギアや金属が好きな人、大歓迎です。
コクピット班フレーム系は、安全で快適な空の旅をパイロットに提供出来るようなコクピットを作ることを心がけています。
骨組みには軽くて丈夫なカーボン桁を使っています。カーボン桁を自分たちの力で作り、自分たちの力で加工し、自分たちの力で組み立てる。 まさにゼロから自分たちの力でコクピットを作り上げることが私たちの主な作業とも言えます。
他の班が作った製品のほとんどがコクピットに取り付けられるため、人力飛行機の大黒柱といっても過言ではないでしょう。