人力飛行機部門紹介
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Meister の一年間です。
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他大生でもはいれる?部費はどれぐらいかかるの?
このような新入生からのよくある質問とその答えをまとめてみました。
人力飛行機部門次期代表挨拶
人力飛行機とは文字通り人の力のみで飛ぶ飛行機です。見てわかると思いますが、その制限の元に作られているため"普通"の飛行機とはだいぶ違っています。人の走る速さ程で飛ぶために長い翼(30m強)と軽い機体(パイロットと合わせて100kg程)を必要とし、そしてその機体をほぼ全て自作しているというのがHPAの自慢です。工作機械やカーボン材に触れたり、美しい翼や操縦関連の電子機器を作ったり、プロペラやフェアリングを極めたり…。他では味わえない経験がたくさん出来るはずです。そしてなにより仲間とともに熱い時間を過ごしませんか?情熱と感動がここにあります。
各班紹介
翼班
翼班はその名のとおり飛行機の翼を作る班です。翼がないと飛行機は飛ぶことができないように、人力飛行機の中でもとても重要な部分を作っている班です。
翼班の作業はとても大変ですが、精度の良い「美しい翼」ができた時はとても満たされた気分になれます。
新入生の皆さんには、リブ(翼の部品)切りの体験をしてもらいます。熟練された腕が必要とされるので慣れるまでは失敗が多いと思いますが、とても楽しい作業だと思います。本番の完成された美しい翼を楽しみにしていてください。
プロペラ班
プロペラ班は、人力飛行機の推力を生み出すプロペラを作る班です。
優れたプロペラがないと人力飛行機は遠くを目指すことはできません。より優れたプロペラを作るために私たちは様々な工程を経て作り上げています。中には難しい作業もありますが、大抵の作業には高度な知識や技術は必要ありません。新入生の皆さんもあの美しい流線型を一目みて下さい。
新歓の時期には、ペラ端(プロペラの先端)作りやペララック(プロペラを収納するラック)作りを手伝ってもらうつもりです。楽しみにしていて下さい。
FRP班
FRPは人力飛行機の翼の骨組みとなるパイプやコクピットの上の部分のパイプ(Meisterではこれを「桁」と呼んでいます)を作ったりしています。
桁を作るのにMeisterではCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を使っており、これが我々FRPの名前の由来となっています。
新入生のみなさんはCFRPというものになじみが薄いと思いますが、人力飛行機を製作しているチームの間では最もポピュラーな材料のひとつです。
Meisterは数少ない桁を自作しているチームのひとつで、特に桁を作る作業、「桁巻き」はMeisterの中で最大の作業で、桁が出来たときの感動は言い表すことはできません。
そのほかにもCFRPを扱う作業ならFRPは事欠きません。魅惑の素材CFRPを扱いたい人はぜひFRPに来てください。
コックピット班フレーム系
フレーム系の主な仕事はコックピットフレームの作成です。作業内容は桁(CFRP製のパイプ)巻きをしたりと、FRP班とかぶる面もありますが、FRP班が桁巻きのスペシャリストなのに対してコックピット班はそのパイプどうしをくっつけることを得意としています。また、コックピットには当然のようにパイロットが乗り込むわけで、パイロットの乗り心地にも配慮した設計や製作が求められます。さらに、同じコックピット班のシャフト系の仕事もやります。ほとんどの作業は南2号館の向かい側にある大倉庫でやってます。たぶん皆さんがここに来るころには完成したコックピットがあると思いますよ。
コックピット班シャフト系
シャフト系は今年から自転車のようなチェーンを使った駆動方式から、ギア(歯車)を使った方式に変更したのにともなって新たにできました。とは言え、コックピットフレームができないと駆動系部品は作れないので始めのほうはフレーム系と一緒にコックピットを作り、それが一通り終わってようやく本格的に作業が始まります。
駆動系部品はギアなど、一部の部品を除いて全てを自作していて、コクピ班員はみな、工場にある機械を操って金属加工もします。新入生に体験してもらえることはあまり多くないですが、駆動系部品が動くところでも見てもらおうかなって思ってます。
フェアリング班
フェアリングとは、コックピットのカバーのことです。フェアリングが無くても飛行機は飛びますが、より遠くに飛ぶためには少しでも空気の抵抗を減らす必要があります。そのためにフェアリングはなくてはらないものです。発足して間もない班なのでまだ技術の確立がされていませんが、その分これからの頑張り次第でいくらでも発展させていくことができるので、新入生の皆さんにとってもやりがいがあるとおもいます。
新入生のみなさんには、フェアリングが完成するまでの間に操縦・電装班の作った表示機を一時的に設置しておくものを作ってもらいます。本番用の製作もしてもらおうと思っています。
操縦・電装班
操縦系はわりと昔からありましたが、電装班は比較的最近にできた班です。それまではコクピ班操縦系でした。操縦系の主な仕事はV字やコントローラなど主に飛行機を制御するためのものを作っています。電装系は機速計、高度計、回転系など飛行機の状態を知るための機器を作っています。またそれらのデータをリアルタイムで保存しておくためのデータロガ−も作ってそれらの情報を設計に手渡し分析させ機体の問題点などを探し出したりしています。これらの機器は基本的に一人でひとつを担当しています。操縦系と電装系でひとつの班のためMeisterで行う作業はすべて一通り行うことができます。操縦・電装班がなくても飛行機は飛びますが安全に飛ばすことはできません。
新入生の皆さんにはPICというマイコンについて発光ダイオードなどを使って遊んで基本的なプログラミング技術を身につけてもらいます。南2号館の向かいにある小倉庫にいるので気軽に声をかけてください。