Endowが書いた記事です。

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2007年08月14日 引継ぎ

書いた人: Endow(2007/08/14 01:58:35)

日記の書き手の引継ぎを行いました。
引継ぎといっても実質「ライターの追加」な訳ですが。
以降は現主任の「トリノス」が色々と書いてくれるでしょう。もっとも私のアカウントもまだ生きている訳で、ひょっとしたら気まぐれに何か書くやも知れません。往生際はわきまえるつもりですが。
来年度はいかなる活躍を見せるのか? コクピ班。

この記事へのコメント(3)

  • Endowの前の主任 [一年間ごくろうさまでした]
  • その前の主任 [一年間ごくろうさまでした]
  • Endow [お2人を含む多くの方の助けを借りて、務めを全うできました。本...]

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2007年07月05日 車輪の話

書いた人: Endow(2007/07/05 17:14:47)

久々の投稿になります。

さて、今回のエピソードは人力飛行機の底部についている「車輪」です。本番ではプラットホーム上をたかが数メートル走るためだけに装着されるものですが、TFにおいては、とたんに重要部品のひとつと化します。
コンテスト本番においては、ランチされた機体はそのまま着水すればよいのですが、TFの場合は着陸をする必要があります。

2006年のTFにて、ある事故が発生しました。その日、機体、つまり先代機“ベルク”は本番仕様の薄型小径ホイールを取り付けていたのですが、前日の天候の都合上、滑走路脇の草地は相当ぬかるんでおり、いざTFが始まると、何回か飛行したあと機体は見事にぬかるみに突入。「フレーム:前輪付け根破損」「フェアリング:底部中破」という損害を被ることとなりました。車輪の小ささが災いした事件でした。

話は戻って今年度。前回のTFにおいて、私は本番用の薄型小径ホイー(新造品です)のテストのため、これを機体に装着してTFへ赴いたものの、いざ飛行場に着いて飛行が始まるころに滑走路脇の土を触ってみれば、前日の湿気の名残か、かなりぬかるんでいました。このとき私は幸いにも、去年の反省から幅広大径ホイール(こちらは2〜3年前に作られた相当古いもの。重い)も携えており、飛行が始まる前に急遽ホイールを変更。そしてTFが始まって2回目の短距離飛行において、舞い上がった機体は運悪く風にあおられ、まさに去年の再現のごとく、滑走路脇の草地へ突入することになりました。しかしホイールの変更が幸いし、フレームは一切損害なしでした(フェアリングは底部小破。フェアリング班のボスI.L.I.S.は怒り心頭)。

 ・・・ところで、もしあのままホイールを変えていなかったらと考えると、恐ろしい。もし前輪が埋まった挙句に「前転」などしてしまった暁には、各種修理のみならず、「シャフトをどうにかしなきゃ」という問題が発生します。自作が基本のMeisterでは例外的に外注品であるプロペラ/ドライブシャフト、しかし近年の大手航空機メーカー(ご存知EUの“B”社とUSの“A”社)の新型機発注のためか、現在カーボンのストックがどのカーボン製品メーカーでも少ないようで追加製作が困難なのです。

この記事へのコメント(1)

  • Endow [ひいいっ、誤字多すぎ!! しかも航空機メーカーも逆だ。 ...]

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2006年12月20日 あああっ、やっちまった。ファッ○!

書いた人: Endow(2006/12/20 19:41:21)

 下田を巻いている最中にスパイラル(±45°)を失敗してしまった。「認識が甘い本部の・・・ぢゃなくて『私』の失態だ」。
 桁巻きにおけるスパイラルは、その名のとおりカーボン繊維が斜め45°方向に入っていて、桁のねじり剛性のほとんど(繊維の配合割合にもよるが、以前の実験データから見るとMeisterコクピット班製の桁の場合、平均して90%程度)を受け持っており、また0°(長手)方向の繊維に対して90°程ではないにしても若干の拘束力があります。
 そういった点で、90°が最内層の一つしかない(他のコクピ桁は最内層と、中層ないしは最外層の2つがある)この下田は、スパイラルを失敗すると、試験飛行のランディングの際にパイロットを(○メガ11ではないが)「イジェークト!」しかねません。下向きに。パイロットがこの上に座っているわけですから。

(以下「ぼやき」、やや専門用語あり)
 それにしてもPPの調子がよくない。フィルムが(何もせずとも)ぺりぺりと剥がれてしまうし、粘着力などほぼ皆無で非常に巻きにくい。これでスパイラルを巻くのは厳しい。確かに去年のPPとは物が違うが、スペックを見る以上は質感にそれ程違いはなさそうだ(樹脂の含有率の差は1%しかない)。どうしたものか。

この記事へのコメント(2)

  • [そうそう今日(昨日)シート切ったけどあれは はがれすぎだろ...]
  • 山だ。 [下にイジェークト!は・・・怖いですね・・・。桁巻きお疲れ様で...]

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2006年12月14日 順調にコクピ桁巻中

書いた人: Endow(2006/12/14 00:40:13)

 どうもお久しぶり、すっかり影の薄い主任です。現在私たちは本番機の製作に取り掛かっています。
 現在の作業状況は以下のとおり。
<フレーム>
 CRFPパイプを製作中。現在完成しているのは前田、後藤(12/14.0025現在焼成中)で、あと残るパイプは「下田(パイロットの尻が乗る桁)」「補助桁(“下々”“背もたれ”2本一まとめの予定)」「レナ(パイロットがつかむバー)」の合計3本。ああ、「L字(車輪支持具)」周りを改善しろってフェアリング班からリクエストがあったな・・・
<駆動系(シャフト)>
 現在鋭意設計中、もうすぐ完成の予定。また、シャフトのスペックも決定した。
<CPP(可変ピッチ設計)>
 構造改善中。右手でCADをいじりながら左手で金属加工し、また桁巻用のテンションテープ・ハンドル・改を右足で製作し、左足で単位も漏れなく取得。その姿、まさに鬼神の如く。(文章はイメージです)

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