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2011年12月
2011年12月の記事です。
≪2011年11月
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今度のGPSは進化します
書いた人: yukimachi
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11/12/09 20:54
どうもこんにちは。GPS担当のyukimachiです。
昨年もGPSを担当していましたが、ロガーに緯度経度と速度を転送するだけの仕事しかしていませんでした。しかし、今年はパイロットから地図も表示してほしいという要望もあったため、カーナビを目指して(?)開発を進めてきました。
今年はパイロットに「GPSが無いと俺は(ry」なんて言わせません(笑)。
というわけで、こちらがそのGPSモジュールとその表示器の写真です。
HVGA
(480×320ピクセル)の16bitカラー液晶を使用しているため、鮮やかに地図が表示できています(画像に表示されている線は写真撮影時についたものです)。
制御にはARM Cortex-M3アーキテクチャを採用したSTM32F103VET6マイコンを使っています。
このマイコンはFSMCという、マイコンに外付けRAMを接続する仕組みを持っています。そして、液晶をその外部RAMとして接続することで、RAMにアクセスする感覚で非常に高速に液晶を制御できます(GPSとは直接は関係ありませんが、SDカード内のデータを単純転送するだけで33fpsほどの液晶のフレームレートを実現できました)。
また、DMAといってCPUを介さずに各周辺モジュール間でデータを転送する仕組みもあり、それを使えば各周辺モジュール間で非常に高速にデータを通信することができます。
他にも、SDIOと言ってSDカードと4ビット通信する仕組みも持っているので(多くのマイコンではSPIを利用してSDカードにアクセスしますよね)、地図データのロードも非常に高速にできます(読み込みは10MB/sくらいの速度でできました)。
このようにハイスペックなマイコンとその周辺モジュールを活用することで、非常にスムースに動作するGPS表示器ができています。
速度ベクトルや軌跡の表示など未実装の部分もありますが、これからも精進してまいります。
コメント(1)
新浜京都
[きれいだね! 進歩!! ログデータは今年...]
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今年はパイロットに「GPSが無いと俺は(ry」なんて言わせません(笑)。
また、DMAといってCPUを介さずに各周辺モジュール間でデータを転送する仕組みもあり、それを使えば各周辺モジュール間で非常に高速にデータを通信することができます。
他にも、SDIOと言ってSDカードと4ビット通信する仕組みも持っているので(多くのマイコンではSPIを利用してSDカードにアクセスしますよね)、地図データのロードも非常に高速にできます(読み込みは10MB/sくらいの速度でできました)。