2012年4月の記事です。
≪2012年3月 2012年7月≫
書いた人: yukimachi | 12/04/03 21:00
どうも、ロガー担当のyukimachiです。きっと電装以外のことについては他班が書いてくれるでしょう!というわけで、今日の回転試験の電装関連のことについて書きたいと思います。まずは結果から。これが今回のログです。回転計は、スリットを1つ通るのに掛かる時間を測定して、その時間の逆数に係数を掛けることによって回転数を出すようにしています。そのため、プロペラを止めると次のスリットがやってこないのでデータが以前の値のまま固定されてしまいます。しかし、回転計は飛んでいるときに回転数を正しく表示できればいいものなので、今回は細かいことを気にしないことにしてあります。ログを見るとわかるように、17分ちょっとの間ログを取っていました。それだけで記録したデータは1.5MB弱に上りました。ログを見たところによると、およそ0.06秒周期で計器にデータを送ってくるように要求しています。これが今年のロガーの威力です。まあ、実際は他の計器もたくさんつなげなければならないので、今回ほど1台の計器に対してロガーのリソースを割くことはできませんが、それでもこのロガーの威力はわかってもらえると思います。それでは、要所要所拡大していきます。
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どうも、ロガー担当のyukimachiです。
きっと電装以外のことについては他班が書いてくれるでしょう!
というわけで、今日の回転試験の電装関連のことについて書きたいと思います。
まずは結果から。これが今回のログです。
回転計は、スリットを1つ通るのに掛かる時間を測定して、その時間の逆数に係数を掛けることによって回転数を出すようにしています。そのため、プロペラを止めると次のスリットがやってこないのでデータが以前の値のまま固定されてしまいます。しかし、回転計は飛んでいるときに回転数を正しく表示できればいいものなので、今回は細かいことを気にしないことにしてあります。
ログを見るとわかるように、17分ちょっとの間ログを取っていました。それだけで記録したデータは1.5MB弱に上りました。ログを見たところによると、およそ0.06秒周期で計器にデータを送ってくるように要求しています。これが今年のロガーの威力です。まあ、実際は他の計器もたくさんつなげなければならないので、今回ほど1台の計器に対してロガーのリソースを割くことはできませんが、それでもこのロガーの威力はわかってもらえると思います。
それでは、要所要所拡大していきます。
去年、京大で話題になった脈動らしきものがしっかりと見えています。まあ、30回転はパイロットも普段やらないくらい遅い回転数なので漕ぎむらが出てしまっても仕方ないでしょう。
ところどころ値が下のほうに飛んでいる場所があります。これは、スリットをドライブシャフトに接着するときの問題で、1か所だけスリットが大きくなってしまっていたようです。そのスリットを利用して得たデータの場合、このようにデータが小さくなってしまう現象が起きてしまいます。これは回転試験後に修正しました。
今度は60回転です。ここも下に飛んでしまっているところがありますね。でも、それを除けばだいぶ良い値が取れています。そして、30回転に比べれば脈動もだいぶ小さいです。
ところで、60回転と90回転では、実際の回転数より高い回転数となってデータが取れているようにも見えます。
これは、パイロットが実際メトロノームより速く漕いでいたのか、それとも回転計側の問題なのかははっきりしていません。しかし、回転計側の問題として内蔵RC発振を使ってカウントしていることが挙げられるということで、発振子を良いものにしようとかいう計画が回転試験後に出ていました。
まあ、とりあえず無事に電装計器が動いてくれてよかった。
多くの計器は現在だいたい完成しており、このような細かな調整をして磨きをかける段階にあります。
あとは、基板切削機さえ動いてくれれば...。(LP○F仕事しろ!)