2012年11月の記事です。

≪2012年8月 2012年12月≫

これ以上あなた達が苦しむ姿を見たくないから

書いた人: szdr | 12/11/12 16:04

FRP班には金曜日土曜日をかけた長い桁巻きの後に、それを炉に入れて焼く「桁焼き」という作業が待ち構えています。

当然、炉の内部の温度を測定する必要があるのですが、これは電操班が制作する温度計を用いて測定しています。

一つ上の代の先輩が作ってくださった温度計は、測定した温度を無線でPCに送り、PC側で温度の監視を行うことが出来る(今までは有線で繋いでいたため、温度監視を桁の側で行わなければならなかった)非常に高機能な温度計でした。

しかしここ最近、その無線温度計の調子が悪く、温度計が動かなければ桁焼きも行えないため、桁巻きを経てヘトヘトになったFRP班員は追い打ちをかけられるかのように、彼らの精神は抉られていました。

というわけで私が温度計を直そうと試みたものの、その高機能性が故に、何処の調子が悪いのかもよく分からず、FRP班員からも「温度計はよー」「温度計まだ?」「安定した温度計が欲しい」といった数々の煽りを受けていたため(その中でも1年生の某氏から受けた煽りは未だに私の心の柔らかい部分を抉ったままなのですが)、これはもう一から新しく温度計を作り直してしまおうということになりました。


そして、紆余曲折を経て、新温度計はCR桁巻きの真っ只中、産声を上げたのでした。

DSC_1463.JPG
新温度計は6個の子機と繋がり、各子機に2つの温度センサが繋がっている合計12チャンネルの計測が出来る温度計です。
まだブレッドボードに載った状態だったりと発展途上の段階ですが、そのうちに温度ログ機能、無線機能が搭載される予定です。乞うご期待。

子機を作ってくれた電操主任様、ひたすらケーブルを作ってくれた電操一年生、ご苦労様でした、ありがとうございます。







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親愛なる電操主任様へ。

あなたと一年と数ヶ月、電操の作業を共にして、なんとなくあなたの性格というものも分かって来ました。
あなたが日誌を書くのが面倒だということも薄々ですが感じております。
つまり、あなたに直接「日誌、書きませんか?」と伝えても、「めんどーい」といったような反応が返ってくるのは目に見えているということです。
それでも、ここにこうして、あなた宛に書くということは、あなたにしか書けない記事というものがあるということです。


「V字積層の記事書きませんか?」


よいご返事をお待ちしております。

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さようならオメガタイフーン

書いた人: szdr | 12/11/06 18:21

「君が思ってる5000倍くらい重い話になるよ」 ~亡くなったオメガタイフーンを見て、FRP班主任


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Meisterでは巻いた桁を焼く時に、以前制作した炉(FRP班日記を参照)を使って焼いているのですが、どうも炉内で温度のばらつきがあるようです。十月のある日FRP班主任から

「ちょっとこいつ動かしてくれない?」


DSC_0057.jpg

と中央に「OMEGA TYPHOON」と書かれたファンを渡されました。格好良いですね。
彼はこれを炉内にいれることで温度ムラを解消するつもりだったようです。

というわけで、このファン(オメガタイフーン)を炉内でも使えるように少し手を加え、ある秋雨の降る水曜日にオメガタイフーンは炉に入れられることになりました。

オメガタイフーンは電源が投入されると、緑色のLEDを光らせながら羽を回すのですが、その姿を皆様にお見せすることが今となっては出来ないことが非常に残念です。

その日電操班とエコノムーブのエレキ班の二年生、一年生とで秋葉原に行き、電子部品を取り扱う店をひと通り巡った後、夕食に牛タンのお店に行きました。とても美味しかったです。

秋葉原から帰る電車の中、私はtwitterのタイムラインを眺めていたのですが、そこに


「オメガタイフーンなら溶けたよ」


というFRP班主任のtweetがありました。

彼に聞いたところ、冗談でなく本当に溶けたみたいなので、次の日確認してみると

DSC_0056.jpg

というような有様でした。



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