Nioが2014年12月10日に書いた記事です。

機体名決定!

書いた人: Nio | 14/12/10 01:39 | コメント(2)

お久しぶりです.

設計のnioです.

12月になってあまりにも寒いので寒さついでにギャク(?)をひとつ.

<< nio設計,機体名NIO >>

...ガクガクブルブル...

ほんとです.

私が言うのはとても恥ずかしいのですが,
鳰(nio)はもともとカイツブリをさす漢字であると同時に,
「鳰のうみ」と書いて琵琶湖を意味するそうです.
また,「琵琶湖の風」のことを「鳰の浦風」とも言うそうで...

ただの豆知識だけで終わるはずだったのですが,
この話が会議で出ますと,みなさんよってたかって票を入れます入れます.
それでもやっぱり「飛燕」も有力な候補でして(私もこちらに挙げました!),
決選投票の結果は同数.
しかし最後は,かの代表権限によって「鳰」が機体名に選ばれました!


私のような間の抜けた人間の名前を機体名にしてくださることは全く光栄ですが,
その分頑張らなきゃいけないなと思っています.
是非「鳰」の完成,飛行を応援ください!!


ーーー以下作業報告ーーー
10月から12月にかけては,桁の設計と翼胴接合部の構造設計,機体の運動解析を行ってきました.
翼の平面形もウイングレットを除いて完成しておりますので近々公開していきます.

今回は前回お知らせしましたスパンに加えて機体の諸元を公開します.(一部数値暫定版)
総質量:101kg
パイロット質量:58kg
巡航速度:7.3m/s
必要動力:220W
主翼有害抗力:9.4N
主翼誘導抗力:7.6N
その他抗力:8.5N
翼効率:0.98

主翼
スパン:37m!
翼面積:32.659m^2
空力平均翼弦長:0.948m
アスペクト比:41.918
翼型:original
翼根:XGAGf30u_3.dat
翼端:e6612.5.dat
桁位置:37%
取り付け迎角:4.7°
ねじり下げ角:1.5°
上反角:9~9.5°

プロペラ
翼型:USA40
ペラ半径:1.6m
推力:25.6N
プロペラ効率:0.89
プロペラ回転数:135rpm

垂直尾翼
翼幅:2.5m
翼面積:2.1m^2
翼型:SD8020
容積比:0.0112
舵角:±15°

水平尾翼
翼幅:3.6m
翼面積:2.4m^2
翼型:SD8020
容積比:0.431
舵角:±10°


最後に今年の大三角の3Dデータです.
ここも毎年変化がありますが,今年は先端の形状をさらにシンプルにしました.

ではまた.
IMG_2021.JPGのサムネール画像

コメント(2)

ケイ | 14/12/10 15:38 | 返信

ソリッドワークスの有限要素解析をする時に棒の接している部分がうまくメッシュや応力解析が出来ないのですが、どのようなアセンブリしているのでしょうか。どのような方法を用いているでしょうか。良ければ解答よろしくお願いいたします。

nio | 14/12/16 02:44 | 返信

お返事が遅くなり,申し訳ありません.コメントありがとうございます.今年の設計では,大三角の設計に有限要素法は用いませんでした.代々引き継いでいるCFRPのシート構成を元に,剛性が保たれるような設計です.

meisterで有限要素法を用いているのはコックピットのフレーム部分と翼の2次構造です.

ただし,フレームにはAutodeskさんのInventorを使っています.Inventorに関しては詳しくないのですが,無料ダウンロードが可能ですので,おすすめです.

翼2次構造の解析にはsolidworksを使っています,ただアセンブリは行っていません.全ての構造を一つの部品の中にフィーチャーとして作成してマージを行うことで,複雑な形状も解析しやすいようです.

ご参考になれば幸いです.

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