前回までのあらすじ

年頃のTeamFRP（Freedom Requested Perfection）にはよくあるタイムリープを起こし、時は２ヶ月近くさかのぼる。とりあえずＡ桁を完璧に仕上げたことにしたTeamFRP。次はとりあえず楽しそうなC桁だ！

　ええ……Ｃ桁ですが……、特に書くことも無く……無難に終わってしまいました……。右翼Ｃはこれ以上ないぐらい完璧に巻けましたし、左翼Ｃもまぁ良く出来たほうです。

人数が多く、かつ時間ごとに適切に配分されたので出来ました。今思えばこれほどうまく人員が回せたのはこれが最初で最後でした。

というかもう何があったかよく憶えていない。レポート手抜き？　知ったことかーーー!!

前回までのあらすじ

数々の試験桁での修行を終え、新たなステップを踏み出すと決意したteamＦＲＰ(Freedom Radical People)。
最初に巻き上げる本番桁は最も太く長く重要な、主翼の中心部、Ａ桁だ！

という予定でしたが急遽上田君を巻くことに。ちなみに上田とは主翼桁とつながるコクピットの上部分の桁。
なぜ変更になったか疑問に思う方も多いでしょうが、遠まわしに言うとＡ桁用のカーボンシートの構成を
上げられなかったということになりますね。
上田君はできていたので、よかったよかった。

ちなみに、他のマンドレルはアルミニウム製ですが上田君だけは鉄製です。
シートを巻く過程でどういった違いが出るのかよくわかりません。
噂では脱型しにくいということですが、これまたよくわかりません。
でも重いことは確かです。持ち上げたり運んだりが大変です。

そんなこんなで桁巻きがスタート。なんだかんだ言って上田君も結構太くて長いので巻くのが疲れます。
今までは金曜の授業後から開始していましたが、作業後半にあたる未明から作業場には毎回、皆の変わり果てた姿が広がるという惨状が繰り広げられたので
土曜の朝からやることになりました。これなら体力は最後まで残る筈！

今回は気泡がほとんど発生せず、作業は一箇所を除き怖いぐらい順調に進みました。
ネタを差し挟む余地もありません。

そんなこんなでテンションテープまで進んだわけですが、これが最近の若者のようによく切れます。
修復に時間を割かなければならないので、切れれば切れるほど作業時間が延びてしまいます。
去年は一時間ほどで終わっていましたが今回は四時間ほどかかってしまいましたよ。トホホ。

焼き上げも特にトラブルなく終わり、脱型時も抜けにくいということもなく、むしろ抜けやすかったぐらい。
今回は作業も順調に終わり、一箇所を除き大変満足のいく桁巻きでした。

今まで携わってきた桁の中で作業が一番上手に運んだのではないでしょうか。一箇所以外は。
どこに出しても恥ずかしくない桁に仕上がりました。一箇所を除いて。
もちろんこの桁が文句なしに本番採用になると思います。あの一箇所がなければ。

12/13 追記　写真をアップしました
03/31 追記　上田へのリンクを修正

自宅で鳴らした俺達桁巻き部隊は、作業を負わされMeisterに監禁されたが、
リアルを脱出し、ネットにもぐった。
しかし、倉庫でくすぶっているような俺達じゃあない。
筋さえ通ればネタ次第でなんでもやってのける命知らず、不可能を可能にし不完全な桁を
粉砕する、俺達、桁巻き野郎Team FRP！

俺は、リーダーＴ主任。通称ショタ。
小手先戦法と変装の名人。
俺のような天才策略家でなければ百戦錬磨のつわものどものリーダーは務まらん。

俺はピザ。通称ファントム。
自慢のストマックに、食い物はみんなイチコロさ。
ハッタリかまして、のど飴からウェディングケーキまで、何でもそろえてみせるぜ。

俺は、A、通称はない。
チームの伝道師。
情報拡散は、音楽と携帯ゲームで、お手のもの！

よおお待ちどう。俺様こそH。通称リンタ。
パイロットへの期待は天下一品！
奇人？　リア充？　だから何。

青。通称ちわく。
身長の天才だ。代表でもブン殴ってみせらぁ。
でも翼持ちだけはかんべんな。

俺達は、健康の考慮されぬ世の中にあえて挑戦する。
頼りになる神出鬼没の、桁巻き野郎 Team FRP！
祭があったときは、いつでも言ってくれ。

前回までのあらすじ

主任がとある軽量化を施した上田がギリギリ正式採用されたことで調子に乗ったＴｅａｍ ＦＲＰ（Freedom Rightly Pneumonia)は
三連休を潰して最太最長のA桁を巻くことを決意したのであった。

今年のA桁は設計上１６ｐｌｙ（層）で構成されております。上田が１１ｐｌｙだったのその量に泣けてきます。
必然的に作業時間が長くなるので、後半になるほどやる気の低下により
精度が低くなるという悪質な桁であり、FRPには最も忌み嫌われています。去年は巻き直ｓ
まぁえっちらおっちら巻いていきますか。

〜３ｐｌｙ目
あれれ？　また怖いぐらい順調に進んじゃってますよ？
これは絶対に途中に罠が仕掛けられているに違いない！
油断したら殺られるぞ！

〜６ｐｌｙ目
気泡･･････
見当たらず････････････！
ざわ･･･
　ざわ･･･

〜１０ｐｌｙ目
もう何も起きない気がしてきた。
まぁ一応気をつけるか。
あ、今日の炊き出しはカツカレーすか、代表あざーす！

１１〜１３ｐｌｙ片面
もう何も起きないだろ。さっさと終えてカツカレー食おうぜ。

１１〜１３ｐｌｙ逆面
おいおいファントム、今更シートの長さを測るなんて、いつもにない真面目さだな。
別に問題ないだろ、だるいし早く貼っつけようぜ。
･･････どうした？　あれ？

シートを作りミスってるじゃねえか！

ファントムが気づかなかったら、誰にも知られずに機体の右翼が数百ナノグラム軽く
強度がほんの僅かだけ弱く完成していたところだったぜ。危ない危ない。
後にカツカレーの奇跡と呼ばれる第六巻の発動である。
とりあえず桁に誇りがかぶらないように覆いをかぶせて代わりのシートを切らないといけませんね。

シートを切るには時間がかかるので待ってる間にご飯を食べましょう。カツカレーうめぇ。
いやぁ、罠とはこれだったのですね。皆と気づいてよかったと歓談。

設計（本人）＜まさかあんなことが待ち受けているなんて、この時は全く思いもしませんでした･･････。

再履
さて、シートも切れたし気を取り直して続きをやりましょう。覆いを外して･･････
･･････ん？

気泡がめっちゃ浮いとる

貼り付ける前に、これの処理でかなり時間を割かないと。
後にカツカレーの悲劇と呼ばれるA桁巻きの真の罠である。

〜１６ｐｌｙ
寝てたのでわからないんですが、第二の罠は残されていなかった模様。
去年はこんなに楽だったかしら、まぁ楽な分には問題なかとです。

そんなこんなでA桁完成。やったぜ！

感謝
特攻野郎コピペジェネレータ(ver0.5)
http://www.max.hi-ho.ne.jp/cgi-bin/user/snuff/ateam.cgi

前回までのあらすじ

第一回目の破壊試験を終えて達成感に浸るFRP（Frequent Real Pinch）の面々。
数値的にちょっと不満な設計。
非情なことに今年の作業はまだまだこれからだった。


このお話は１０月１９日のお話です。


夏休み中に頼んでおいた今年度用のプリプレグが届き、プリプレグシートのスペックを替えたのでそれでの強度を調べるためという試験桁巻きをしました。

2回目のFRP級の桁巻きでした。

そんな試験桁巻きをケータイ小説（笑)風に報告したいと思う所存でございます。



—————アタシの名前はエス。ココロに傷を負った男子大学生。モジャモジャピザでネット体質の愛されボーイ♪
この薄汚い世の中でひとり生きている。
そんなアタシはマイスターなんてサークルに入っている。
TeamＦＲＰっていうちょっとワルそうなイケテルとこに入ってチョ→がんばってる。
マジがんばってる。
アタシがつるんでる友達は超ネットしてるワイ、
学校にナイショで超桁巻いてるティー。
訳あって超お腹減ってるピー。。


そんなアタシにカコクな恋の試練が待ち受けていた。
試験桁巻き。
１０月１８日木曜日にはプリプレグっていうシートを切った。

・・・チガウ・・・今までのプリプレグとはなにかが決定的に違う。
スピリチュアルな感覚がアタシのカラダを駆け巡った・・。
「・・（アカイ・・！！・・これって運命・・？）」
そんなことを愛されふわゆるボーイのアタシは思った。


アタシはシートを切る。そう、桁を巻くために。
けどホントはもっと等身大のアタシを見てほしいのに・・・スイーツを食べたいのに・・・



桁巻きではいろんなことあった。
っていうか普通の桁巻きだった。

1年生に来るようにって強く言っといたからたくさん来た。

今回は試験桁巻きだからなんとかなるけど、
今回の桁巻きは練習だから短い時間で終わるし、
最初にいた人のガンバリだけでなんとかなるけど、
もっと恐ろしい桁になると、
絶対ムリだってことを1年生にはもっとわかってほしい。


巻き終わったセレブなアタシはノリノリだった。


フランジ層の位置を表す三角マークを忘れるっていう失態をしたけど、今回のply構成で試験桁なら、最内層からわかるからなんとかなった。



桁巻き後、「ガッシ！ボカッ！」アタシは死んだ。スイーツ（笑）