こむ@設計が2011年8月26日に書いた記事です。

俺がっ、俺たちがっ

書いた人: こむ@設計 | 11/08/26 23:27 | コメント(0)

こんにちわ

夜見てる人はこんばんわ

引退してからはこの暑い中涼しいオフィスでバイトし始めた元設計です

えー、私の設計日記のたぶん最後の更新です

 

この一年を振り返って、一年前設計主任になってまず思ったことはアクセスランキング上位に自分の日記を入れるぞ、ということでした

 

 

嘘です

 

 

 

半分ほんとです

 

だけど日記を書いているときは常にアクセスランキングを意識していました

これはほんとです

なので真面目な内容も不真面目な内容もがんばって書きました

 

 

そして設計になってから一年たって鳥人間コンテストがありました

それまでのことは今までの日記にあるのでとりあえず省略

 

コンテスト中のセットアップとかは去年熱中症になってたこともありスタータと同じくらいゆとらせていただきました

ほんと申し訳なかったです

 

だけどそのおかげで熱中症に陥る事もなく無事に生で「あげろ」を聞くことができました

というか実際「あげろ」聞いてる間ずっと左手のGPSと右手のトランシーバを交互に相手にしてたのであんま覚えてないw

 

荻「あげろあげろー」

設「先輩まだ右です右切ってください」

荻「あげろあげろー」

パ「了解」

設「もうちょっと右ですまだ流されてます」

荻「あげろあげろー」

パ「どうしてこうなったー」

 

こんな感じ?

湖岸側に終始流されつづけて僕は右です右しか指示だしてなかった

あと多景島と機体の位置関係を僕がちゃんと掴めてなかった時に多景島真横じゃんってパイロットに教えてもらって死にたくなりましたw

 

飛び出しの直後は強い向かい風で機体が尋常じゃなく高い位置まで上昇してこれなはんとかなるとか思って調子乗ってたらひたすら風に押されて思ったより湖岸に近づいてそっからひたすら右右言ってる感じだったかな

ひたすらどう指示すれば長く飛ぶかしか考えてなかった

 

もっと湖の真ん中に出てから進路変えるべきだったかもしれない

そんな僕の指示ミスによりかなりの横風の中飛ぶことになりました

なんとも情けない水先案内人だったなぁとorz

 

でも今思うとあんな状態でも流され切らずに飛べたのはパイロットの上手さと機体の機動性があったからかなと思います(ドヤッ

 

次は設計っぽい話を

他の日記にもあるように直前にパイロット変更というワロえないイベントがありました。去年のパイロットだった先輩がやってくれることがすぐに決まりとんでもなく有り難かったのですが、失礼ですが当然十分なトレーニングをしてある状態とは言えません。そのため少し機速を落として必要ワット数を減らす事にしました

具体的には、パイロットと相談してこれくらいの出力ならいけるっみたいな値まで下げました

そのためには翼面積を大きくするか迎角を増やさなければなりません

翼面積を増やすのは翼を作り直すことで、あまりにも現実的ではなかったため(一応出来なくはないと翼班は言ってくれましたが)迎角を増やしました

ただこれによりFRP班が準備してた本番用の迎角調整器を使えなくしたのは秘密です

またパイロットの体重変化も急だったため体重の予測が難しいので、本番その場で測らなくても重心あわせられるようにパイロット抜きの機体のみの重心測定もおこないました

やってそうでうちではあまりやられない事です

これによりパイロットも含めた時の重量重心位置と比較することでパイロットの重心位置がわかり、本番もパイロットの体重に柔軟に対応できます

 

こんな感じで本番は琵琶湖で重心測定せずに翼桁の位置と迎角を設定できました

 

前日のホテルでパソコン開いてタカタカしてたのは秘密です

 

 

最後に挨拶を

 

あーだこーだ言いながらもうまくやってくれた09の仲間達、マジメに言うこと聞いてくれた後輩達、色々ご指導ご指摘して頂いた先輩方、自分勝手な私達に良くしてくださったものつくりセンターの方々や大学関係者様、企業の方々

そして私達の機体を、努力を、成果を、大空へ飛ばしてくれた二人の先輩パイロット

 

 

一年間お世話になりました

 

私の、私達の夢を形にしてとばすことができた、そんな一年間だったと思います

本当に楽しかった

 

 

東京工業大学Meister 2011年度全体設計 古村

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