smzが2014年7月 3日に書いた記事です。

レイクドウィングチップ製作記 製作編第1週

書いた人: smz | 14/07/03 01:21 | コメント(0)

こんにちは、翼班主任のsmzです。

レイクドウィングチップ製作記、第2編です。

 

ここから製作に入ります。設計があがるのが遅すぎた事と、設計終了直後に翼修復が入ったことで時間が無くなり、難易度の高い部分であるにもかかわらず、2週間の突貫作業でした。ここではその1週目について書きます。

 

まずはリブとプランクの切り出しです。後縁材については、他の翼と同じなのでここでは省略します。リブは、後退角がきついために斜めに切り出す必要があるので、2枚ずつマスターを用意して、スタイロ板を挟み込んで切ります。

リブ切りだし.jpg

 机汚いですね・・・。


プランクは、通常は厚み1.5mmのスタイロ板に熱を加えて曲げ、形を合わせますが、今回は翼弦長が短すぎて前縁曲率半径が小さすぎ、曲げて合わせることができないため、立体切り出しを行いました。翼根側と翼端側のそれぞれで、プランクの内側用と外側用にマスターを用意し、それでスタイロブロックを挟み込み、二人で息を合わせて切り出します。

二人のタイミングがずれるとうまく形ができなくなるため、非常に難しい作業です。私の相方が引退宣言して逃げ出すほどでしたが、2年生コンビが大活躍してくれました。

プランク切り出し.jpg


次は削り出しパーツです。翼端パーツと、上反角が付く部分のフィレットがあります。

どちらも、熱線で概形を切り出したあと、本能のおもむくままやすり出します。楽しいです。フィレットに関してはその後肉抜きをし、桁と接着します。桁は直径10mmのカーボンパイプで、上反角と後退角を付けるため、ヒノキとカーボン板のパーツが接着されています。ここで主桁と接合されます。

         翼端パーツ

翼端.jpg

          フィレットと桁

フィレット.jpg

桁に関しては、気付いたら翼班設計が完成させていました。まあ、彼は自由人なんで。気が向けばなんでもやってくれますが、気が向かないとなにかと理由を付けて逃げようとします。

 

これで製作編第1週は以上です。次は最終編、製作編第2週です。

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