smzが2014年7月 3日に書いた記事です。

レイクドウィングチップ製作記 製作編第2週

書いた人: smz | 14/07/03 01:29 | コメント(0)

こんにちは、翼班主任のsmzです。

レイクドウィングチップ製作記、最終編です。

とうとう美しい翼端が完成します。

 

ここまでの作業で部品が完成したので、リブ立てに入ります。桁に対して斜めに立てるので、桁を斜めに固定し、そこに立てていきます。リブに引いた基準線と、おもりをぶら下げた糸が合うように、リブの角度を合わせていきます。翼弦長が短すぎて精度が出しにくいので、同時に後縁材を貼りつけて補助しました。

リブ立て.jpg

 

次はプランク貼りです。リブの立った翼に、切り出しておいたプランクを貼ります。

プランク貼り.jpg

ついでに、後縁材の1plyカーボンも貼りつけました。

プランク貼り2.jpg

ここまで来ると、なかなか翼らしくなってきますね。

 

接着剤が硬化したら、プランクの継ぎ目や端を整えます。立体切り出しのためどうしても精度が出にくく、小さな段差ができてしまったためです。やすりで滑らかに仕上げます。地味にこういう作業が一番好きだったりしますね。

それができたら、後縁材を固定する役割もあるリブキャップの取り付けと、翼端パーツの取り付けを行いました。

翼端取付け.jpg

そしてまた硬化待ちです。形は完全に出来上がりましたね。

 

いよいよフィルム貼りです。これで完成なのでサクッと終わらせたかったのですが、なかなかに手間取りました。というのも、翼端パーツにフィルムを貼るのが難しく、どうしても皺が残ってしまって上手くいかなかったからです。貼っては剥がし、貼っては剥がし、・・・結局フィルムを貼るのに4時間以上かかりましたが、これで完成です。

完成.jpg

いやあ、かっこいいですね。

IMG_2841.JPG

IMG_2909.JPG

以上でレイクドウィングチップ製作記は終わりです。長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

現在翼班では、すべてのTFを終えた翼の、フィルムを貼り替えています。鳥人間コンテスト本番に、一番美しい翼を送り出すべく、最後の仕上げ作業です。楽しみにしていてください。

 

追記

テールコーン作りました。去年散々文句を言ったら、私の仕事になってしまいました。だって重かったから・・・

発泡スチロール製で、裏側にはフライ・バイ・ワイヤのケーブルを出すための溝がついています。

テールコーン.jpgのサムネール画像

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