班紹介
Meisterでは人力飛行機部門・エコノムーブ部門の中の班に所属しそれぞれの作業を行います。それらの班のパーツを組み合わせて機体を製作しています。このページではこれらの班の活動内容を紹介します。
人力飛行機部門
翼班
突然ですがそこのあなた!!「飛行機」と聞いて何を思い浮かべますか?もちろん、翼ですよね!!一緒にあの翼を作りませんか!!
翼班ではその名の通り、「翼」(主翼&尾翼)を作っています。みなさん写真や映像で1回くらい見たことあると思いますが、あの翼、大きいですよね。主翼はなんと、30m以上もあるんです!!
しかしそこは飛行機の命である翼。翼班の神髄はその精度にあります。翼の中のリブ(青い小骨みたいなやつ)、その1枚1枚に(全268枚!!)、鍛え上げられた翼班員による他班驚愕の精度が込められています。
ここまで聞くと、「翼班って大変そう」って思うかもしれません。でもそこは心配ご無用。翼班はMeister内で最多の人数を誇ります。(現在10人!!)大勢で楽しく、協力して作っていきましょう!
みんなで少しずつ、着実に作っていく巨大かつ精巧な翼。完成の暁には、途方もない感動が待っています!この感動を、今度は是非、あなたと一諸に!!
プロペラ班
1 ブレード1.4m、全長3m の巨大な姿!「強 さ・軽さ・美しさ」の3拍子を全て満たす美しい流線型!人力飛行機が前に進んでいくのに必要な力=推力を生み出すもの、それがプロペラです。私たちプロペラ班は、そのプロペラを制作しています。Meisterのプロペラは、パイロットの力を余すことなく伝えるために変換効率を大切にしているのはもちろんのこと、美しさにも力を入れているのです。
私たちは、カーボンモノコック構造という中空のプロペラで他の鳥人間チームとは一線を画す 珍しい構造を採用しています。
この技術は他に誇れるすばらしいものなのですが、そのためには雄型の凹凸が全くなくなり、最終にテカテカになるまで、やすり磨き上げねばなりません。完璧なプロペラを作るために。そう、プロペラ班員は型をやすっていると同時に魂もやすっているのです!
プロペラに興味を持った方、流線型に魅かれた人、やすりが好きな貴方は是非Meisterに 入って一緒にプロペラを作りましょう!!
コックピット班
コックピット班は内部で更に3つの班に分かれています。
フレーム班
いきなりですが、桁とは何か?それはカーボンで構成された、筒状で丈夫な物質のことです。私たちフレーム班は主にパイロットの安全を守るコクピット周りの桁を扱ったフレーム(骨組み)作りをしています。
まず木の模型を作ってパイロットが乗ったときにちょうど良い姿勢になるようにコクピット席の位置確認、重心測定をしてから、設計をしていきます。
次にシート状のカーボンを使って桁を作ります。鉄、もしくはアルミのパイプにカーボンを何層も巻いた後、テープを2層巻いてから焼くと完成します。そうしてできた桁を切ったり削ったりして実際に使う大きさと形に合わせていきます。そして、桁同士を設計通りに相貫していき、接合部分にパテを盛って、そこにカーボンをオーバーレイしてフレームができます。
設計してみたい人、フレームを組み立てたい人、作業に興味がある人大歓迎です。ぜひ見にきてください
駆動班
駆動系の仕事は、パイロットの生み出す回転エネルギーを、損失なく・確実に・安全にプロペラまで送り届けること。主にギアまわりや軸・シャフトなど、動力伝達のための部品を製作しています。Meisterの中では、もっとも金属(ジュラルミン・チタンetc.)に触れられる班であり、機械系らしい作業ができる班でしょう。旋盤・フライス盤といった工作機械もガンガン使っていきますが、使い方や加工手順は僕たちが教えるので何も心配いりません。4類以外からは入りづらいイメージがありますが、1類の先輩(女性)もいるので、金属加工してみたい!と思ったら来てみてください。
【こういう人にオススメ】
・基本的な工作機械を使えるようになっておきたい!
・金属光沢がたまらなく好きだ!
・ベアリングくるくるしたい!
フェアリング班
皆さん、フェアリングって知っていますか?フェアリングとはパイロットの覆いのことです。機体の顔と言っても過言ではない大切なパーツです。その美しい流線型の形状は空力的に優れているだけではなくデザイン的にもすばらしいです。(皆さんもそう思いますよね?)
我がMeisterでは接線切り出し法という鳥人間業界的にも珍しい手法で製作を行っています。ただの巨大な発泡スチロールのかたまりからあのような美しいフォルムが現れるなんて聞いただけでワクワクしませんか?しますよね?この方法はフェアリングを奇麗に作れるのが売りで、実際この間は他大学の方に「Meisterのフェアリングは日本一美しい」とお褒めの言葉をいただきました!
ここまで聞くと敷居が高いよ うに思われますが、そんなことはありません。製作には特殊な技術はいらないし、体力も必要ないです。どんな人でもウェルカムです。
そこのあなた、機体製作の花形であるフェアリング班に入って一緒に芸術的な機体を作り上げませんか?
TeamFRP
Meisterでは,桁(飛行機の骨組み)にCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastic:炭素繊強化プラスチック)を用いています.CFRPは軽さと強さを兼ね備えた先端材料で,宇宙航空産業においても用いられています.最近では,B-787の翼や胴体にも用いられました.
Team FRPでは,このCFRPを材料に,桁にするためのカーボンパイプなど大小様々なカーボン製品の製作を担当しています.作業自体は大人数で行われるものが多く,班員どうし和気あいあいと作業をしているのもTeamFRPの特徴です。Meisterでは,カーボン製品のほぼすべてを一から作っており,外注をあまり行っていません.TeamFRPが誇るカーボンパーツ製作技術は,他大学のチームと一線を画しています.
先端材料であるCFRPを実際に扱ってみたい人や大人数で和気あいあいと作業をしたい人は,TeamFRPへ是非お越しください.
電装・操舵班
電操班では、飛行機に搭載する計器類や操舵機構の製作を主に行っています。
1年生は、パイロットが琵琶湖の空を舞う時に欠かせない回転計、対気速度計、高度計などの計器類を中心に作っています。
2年生は、飛行機の向きをコントロールする尾翼のサーボモーターを使った制御機構や、飛行機がどのように飛んだか後でわかるように記録をつけるロガーというものをつくっています。
さらに、他の班が必要とする温度計や、翼班が翼を作るのに欠かせない、電熱線カッター用の電源装置を作るなど、活動の幅が広いです。
作業の中でプログラミングや電子回路を学ぶことができ、大学の授業や将来にも非常に役立ちます。
班所属後にそれらを基礎から勉強しますので、未経験者であっても問題ありません。
作業時間は特に定めていませんので、自分の自由な時間に自由なペースで作業を進められます。 プログラミングや電子回路の技術を身に着けたい方は是非電操班にお越しください。
全体設計
全体設計は人力飛行機の「外形」を設計します。機体の速度から始まり、翼の長さや構造、翼断面の形状、機体の全長、全幅など、とにかくたくさんのことを決めます。このとき一番意識するのは、効率の良い飛行ができるようにすることです!
人力飛行機はパイロットの体力を限界まで引き出すことで、記録更新を目指しています。だから、少ない動力で飛行することができれば、より長距離の飛行が可能なのです!しかし、効率を上げることは簡単ではありません。翼の設計はいろいろな要素(誘導抗力の最小化、曲げへの強度など)が関わってきます。これらをすべて考慮した上で、より性能の高い機体を設計していくことが全体設計の目標です。
また、コックピットの内部構造やウイングレット(翼の端に取り付ける補助翼)の大きさを設計し、さらには、機体の飛行試験では代表とともにその指揮をとる重要な役目です!
エコノムーブ部門
車班
車班はエコノムーブカーの電気系以外のすべての作業を担当しています。作業は大きく分けると”車のボディ製作”と”操舵・駆動系の製作”の2つがあります。
ボディは年数回あるレースを走り抜ける耐久力や必要な剛性を確保しながら、できる限りの軽量化、そして空気抵抗を最小限にすることを目指して製作しています。
操舵や駆動系では必要な金属パーツを旋盤やフライス盤といった機械で製作をしています。作業内容によってはエレキ班やプロペラ班の人に協力してもらうこともあります。
この他にも、大会ごとに車を調整したり、コースの高低差からどのように走るのがもっとも効率がいいかを考えたり、とやることは幅広くとても多いです。
車はまだまだ改良の余地があり、可能性は無限大です。また人数も少なく自らのアイデアを生かすことができ、やりがいがあります。試乗会などで少しでも興味が湧いた方、ドライバーになってレースにでて見たいと思った方はぜひ車班に来てください。
エレキ班
エコノムーブは車載された電池のみを使って、効率よくエネルギーを取り出し、それを運用して長い距離を走行していくことが目標となっています。そこで、私たちエレキ班は大きくは「パワー系」(主に回路実装やモーター制御の担当)と「ロガー系」(主に走行時のデータ収集担当)に分かれて作業を行っています。
パワー系は回路設計が主で、ロガー系は得られたデータから、エネルギーマネジメントをするのが主です。
ですが、実際は完全に分業しているわけではなくて、パワー系の人がロガーを作ったりもしているので、自分の得意分野があれば、大いに活躍してくれてOKです。
エコのムーブの車体は琵琶湖に沈まないので、上の代の機器をそのままにすることができ自分が改善したいと思う部分に注力することができます。
回路製作や、プログラミングに興味がある方は楽しく作業できるのではないかなと思います。