班紹介

Meisterでは人力飛行機部門・エコノムーブ部門の中の班に所属しそれぞれの作業を行います。それらの班のパーツを組み合わせて機体を製作しています。このページではこれらの班の活動内容を紹介します。

人力飛行機部門

翼班

人力飛行機の中でも一際目を引く美しい翼. . . 。それを製作しているのが、私たち、翼班です。主翼の全長はなんと30m以上にもなります!!あなたも一緒にあの翼をつくってみませんか??

翼の製作は、マスターと呼ばれる型を製作することから始まります。そこからリブ(写真の青い小骨のようなもの)を切り出していくのです。その枚数、なんとおよそ300枚!!一つ一つのリブは翼班員のもつ職人技により、高い精度で作られています。精度の高さは他班も驚愕!!翼班の誇りです。え?自分にはできなさそう?いえいえ、心配はいりません。私たちが丁寧に教えますよ!作業の中で習得していきましょう!!

そしてP班から託された桁にリブを立て、翼を完成させていきます。これだけ精巧かつ巨大な翼を一から自分たちだけの手で作ってしまうのだから驚きですよね!! 小さな作業を積み重ねてこそ得ることができる、途方もなく大きな感動。この感動を、今度は是非、あなたと一緒に!!

作業班紹介

作業班紹介

プロペラ班

作業班紹介

作業班紹介

人力飛行機が進むための推力を生み出すもの、それがプロペラです。鳥人間コンテストの滑空部門(プロペラなし)では、飛んでも500mくらいで、ディスタンス部門(プロペラあり)では、36000mほど飛行します。この距離の差からも、わかるように、プロペラが生み出す推力は偉大なものです。その偉大さを損なわないために、パイロットが一生懸命、ペダルを漕いで得たエネルギーを効率よく推力に変換することがキーとなります。そんな人力飛行機にとって重要な部品を造っているわけですから、設計や作業は、とても大変です。Meisterでは、カーボンモノコック構造という中空のプロペラを作製しており、他大学が真似出来ないような、珍しい方法を採用していることもあって、根気がかなり必要です。しかし、この技術は、他大学とは一線を画し、東工大Meisterを優勝に導くものと考えており、誇りを感じています。

長距離飛行に貢献するプロペラに純粋に興味を持った方!! そもそもプロペラはどうやって推力を得ているんだろうと疑問のある方!! プロペラについて全く知識がなくても大丈夫です! プロペラ班の体験作業やプロペラ班でお待ちしております!!!!!

コックピット班

コックピット班は内部で更に3つの班に分かれています。

フレーム班

作業班紹介

フレーム班では、コクピットの骨組みを作成します。 主にパイロットの快適性と安全性を追求していくお仕事です。
フレーム班ではまず、骨組みの材料として金属棒にカーボンシートを何層にも貼り付けてカーボンパイプを自作します。
そのカーボンパイプを削り、エポキシ樹脂やパテ、カーボンシートなどでつなぎ合わせていくことがフレーム班のお仕事です。
ゼロから自分たちの力でコクピットの骨組みを作り上げることになるので、完成したときの達成感はひとしおだと思います。
設計をしてみたい人、フレームを組み立てたい人、作業に興味がある人大歓迎です。 作業を知るには見てみるのが一番だと思うので、ぜひ実際に見にきてください。

駆動班

駆動系の仕事は、パイロットの生み出す回転エネルギーを、損失なく・確実に・安全にプロペラまで送り届けることです。主にギアまわりや軸・シャフトなど、動力伝達のための部品を製作しています。Meisterの中では、もっとも金属に触れられる班であり、機械系らしい作業ができる班でしょう。旋盤・フライス盤といった工作機械をガンガン使います。

簡単な講習を受ければそれらは使えるようになり、わからないことも私たちが教えるので、専門的なことはよくわからない…という方でも大丈夫です!金属加工に少しでも興味のある方はぜひ来てみてください。あなたも金属加工の楽しさにはまるかも?

作業班紹介

フェアリング班

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フェアリングと言われて、「何だそりゃ?」となる方が多いと思うので、まず、フェアリングとは何かについて説明しようかなと思います。さて、フェアリングというのは端的に言えば、外から見たコクピットそのものです。正確に言えばフレームや駆動系そしてパイロットといったコクピットの中身を覆っている部分のことです。まぁ、写真見れば何か分かると思います。
ところで、フェアリングって何でできてると思いますか?実は発砲スチロールでできてるんですよ!想像以上に軽いのです。実際に持ち上げてみると、びっくりすると思います。(ただし、そんなことをできる人はフェアリング班の人だけですよ) さて、フェアリング班の作業とは主にフェアリングの設計と製作になります。

設計は気体の空力を考えるのに加え、パイロットがよりよいコンディションでいられるようにデザインします。ちなみに今年度は新たに熱解析も取り入れ、さらに快適性を向上しようと考えてます。 製作ですが、Meisterでは接線切り出し法という方法で他大ではあまり用いられない方法で作ります。この方法を用いると見た目が綺麗で流線型に作ることができます。ちなみに、フェアリングはテストフライト用と本番用で1年に2体製作します。本番用は厚さがなんと1cmの薄さです!限界ギリギリまで軽くすることを目指します。 専門的な知識はほとんどいりません。芸術的なフェアリングを一緒に作りましょう。

TeamFRP

作業班紹介

作業班紹介

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Team FRPという名前を聞いて,どんな作業をしている班なのかわかる人は少ないと思います.さて,一体どんな班なのか?というとCFRPという材料を用いて桁(飛行機の骨組み)をつくっています!このCFRPというのは正式名称を『Carbon Fiber Reinforced Plastic:炭素繊維強化プラスチック』といいます.CFRPは軽さと強さを兼ね備えた先端材料で,宇宙航空産業でも用いられています.最近では,B-787の翼や胴体にも用いられました.

Team FRPの作業の特徴として,大人数で行われるものが多い,また,班員どうし和気あいあいと作業をしている,ということがあります.Meisterでは,カーボン製品の外注をあまり行わず,ほぼ全て一から作っています.そのため,カーボンを用いて色々なことができる,という楽しさがあります.
先端材料であるCFRPを実際に扱ってみたい人や大人数で和気あいあいと作業をしたい人は,Team FRPへぜひどうぞ!!

電装・操舵班

こんにちは!電装・操舵班、略して電操班の紹介です。電操班の作業は主に飛行機に搭載する計器や操舵機構の作成をしています。今年度、計器は飛行機の高度を測る高度計、大気との相対速度を計る対気速度計、プロペラの回転を計る回転計を作っています。計器類の作業は1年生が担当しています。

2年生は、サーボモーターを使って尾翼を制御し飛行機の向きを調整する操舵機構、計器類が送信するデータを保存するロガーの作成を担当しています。 このように聞くと電子工作ばかり作っているのではないか!?と思われるかもしれませんが操舵機構はカーボンでできており、シートを一枚一枚積層し、それを炉で焼いて作っています。また、他班が使用する温度計、翼班が翼を作るのに使う電熱線カッターの電源装置の作成と修理もします。このように電操班は活動の幅が広く、電子工作に限らず色々な作業ができます。

作業時間は全体作業がある時は主に水曜日、それ以外は特に定めていないので計器の作成は自分の好きな時間に行うことができます。作業に興味のある方はぜひぜひ電操班に来てね!

作業班紹介

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全体設計

作業班紹介

全体設計とはその名前の通り人力飛行機の全体の設計をします。具体的には、翼のスパン(長さ)や翼型、機体の構造や機体の速度を決定して、琵琶湖で飛ぶのに最良の飛行機の設計をします。また、カーボンシートで自作する桁(飛行機の骨組み)の積層構成を決めたりもします。ほかのどの班に比べてもそれほど大きな制約はなく、自由度の高い活動のできる班となっています。

 

全体設計の役割は設計だけではなく、各班の製作の統括をしたり、機体の組み立て試験や試験飛行の指揮をとったりもします。人力飛行機が好きな人だけでなく、航空力学などの専門的分野に興味のある人にもおすすめな班です。

エコノムーブ部門

車班

車班は、エコノムーブ部門において電気系統を除いた作業をしており、人力飛行機部門も合わせたすべての班のなかで最も幅広い分野の作業を体験できる班です。
作業の詳細はさておき、大きく分けると「車体本体の設計・製作」、「操舵・駆動系(物理)の制作」の2つにわかれます。

エコノムーブにおいて、重要なのは「いかにエネルギー損失を抑えるのか?」ということです。車班では、物理的改良によってこのエネルギー損失に対して立ち向かっていきます。
損失を抑えるためには、自ら設計し、計算・・・そして試してみるしかありません。 どのような形が空気抵抗を抑えるために最適なのか・・・、できるだけ軽く剛性を保つためにはどのような構造にするべきなのか・・・、そして伝達時の損失を抑えるためにはどのような伝達機構が良いのか・・・、などなど。 人力飛行機部門に比べ人数が少ないので自分の意見が反映される可能性が高く、反映され、それが動いている姿を見るととても達成感が得られます。

さて、主な作業内容についてですが3DCADを用いた設計に始まり、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)、要するにカーボンを用いた車体の整形、そして金属を旋盤やフライス盤などの機械を使って加工し駆動・操舵部を作ることです。 難しそうにも思えますが、なにも0の知識から始めるわけではありません。先輩方が積み上げてきた多くの知識がマイスターにはあります。 車に興味がある、自分の知識を活かして設計がしたい、ものつくりが大好き…是非車班に!

作業班紹介

作業班紹介

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エレキ班

作業班紹介

作業班紹介

エレキパートでは、レースを大きく左右するエネルギーマネージメントの管理と、それを可能にするDCtoDCコンバータや、データ収集ロガーなどを作っています。
更には、電池、モーターなどの基本的な特性を把握し、効率走るにはどのように使うべきかを事前に、そして当日のデータも含め考えます。
エコノムーブはブレインスポーツだと言いますが、まさにチームの頭脳となって効率良く走るためのアプローチをするチームの「脳」がエレキ班です。