第三回テストフライト
パイロット
ごめんなさい。一番やってはいけないことをやってしまいました。
今年からチェーンからドライブシャフトによる駆動系に変わったので自分の足の回転とペラの回転は正転も逆転も完全に一致するものになっています。と言う事は自分が足を急に止めてしまえばドライブシャフトandペラには衝撃力が加わり壊しかねない。十分頭ではわかっていたのですが7本目の滑走。自分の「右翼押せ!」の誤った指示+右からの横風右翼に過揚力をうけて完全にバランスを崩した機体はあわや左へグランドループ。機体保持への指示出しに完全に頭がいってしまい回転数がおさまってきたところで足が完全に止まり正回転20rpm→逆回転20rpmくらいまでまさかの反転、そして「ばっきん」という音・・・カーボン製のドライブシャフトはうねっていたそうです。シャフト&ペラ班本当にごめんなさい。大事に至らないで本当に助かりました。
次回からはとりあえず余計なことはせずに自分の役割を確実にこなせるようにしたいです。
ラスト10週です。がんばります。最後まで
プロペラ班
今回のTFではプロペラとしては大きな問題、損傷は起こりませんでした。しかしTF前の回転試験では今までしていなかった外皮がへこむペコペコという音がするようになってしまいました。桁を固定しているリブの辺りは局所的に接着のためサンドイッチ構造を取れない部分があり、そこが弱くなっていたようです。これは一時的に大きな負荷が掛かって起こったわけではなく今までの回転試験やTFで使ってきたダメージが蓄積したためと思われます。ただ音がするのは良くないことですが、これが原因で壊れたりすることはないので、これからの回転試験などにはこのプロペラを使用していくつもりです。いま新しく製作している2本目のプロペラにはすでにリブのあたりを補強してつくっているので2本目に同じ問題が起こることはないと思います。
最後の滑走でプロペラを急にとまり逆回転させてしまうという事が起こりましたが、このことによるプロペラの損傷はありませんでした。
Team FRP
今までTF中にU字の固定が緩むことがあったので、今回からスプリングワッシャーをいれ、さらにダブルナットにして固定することにした。
また今回はヒロハルの精度が上がり、設計から指示されたとおりの迎角にぴったり合わせることが出来た。
TF序盤から翼のあたりで音がなるといわれ、桁からなのでは、という声もかなり聞かれたが、翼の後縁のカーボンの音、ということで決着した。
またTFの最後の滑走後に翼のBLの桁と上田のU字近辺に異常が発生したという疑惑があった。
BLの方は桁の表面に0度方向に亀裂が入ったのでは、という疑惑が出たが、おそらく90度層の継ぎ目であるので、問題はなさそうと判断した。他の翼桁も念のためチェックしたが、問題はなさそうだった。
上田の方は始め層間剥離が疑われたが、特に層間剥離のありそうな部分は見つからず、わかったのは表面のエポ層が欠けたことくらいであった。
ほかにはすきやまつやのパテが欠けたりしたが、問題はなさそうである。