Human Powered Airplane
Meister Human Powered Airplain Econo Move Project
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第六回テストフライト

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上田にクラックが入ってしまいました!数本目のジャンプで激しい着地をした後、ヒロハルの固定部の下側に激しいクラックが何本も発生。そのため2週間ぶりのTFだというのに、早々に撤収となってしまった第六回TFのFRP班の報告です。

フライト
フライト

原因

撮影中の鮫島氏の顔が映りこんだ上田
クラック

一番の原因は、今回ヒロハルを軽量化のため3Kで作り薄くしたため、固定用のホースバンドが直接上田に接触していて、そこに応力が集中したことだと思われます。U字と上田の固定にはいつも薄皮をはさむのですが、ヒロハルの部分は大丈夫だろうと思い油断していました。これは完全にこちらのミスです。今までがんばって製作をしてきてくれたみんなには、非常に悪いことをしました。申し訳なかったです。
また他にも、もともと上田の剛性不足だったのではないかとか、以前のTFで上田にクラックが入ったという疑惑がありましたが、そのとき確認できなかった傷が存在していたのかもしれないとか、いろいろ原因は考えられます。ただ実際にはホースバンドによる応力集中であったと思います。

修復方法

製作中のなかご
製作中のなかご

その後学校で損傷部をじっくり見たり、その部分をやすり落としたりした結果、ひどい損傷はホースバンドの部分だけでした。他の部分のクラックは90度層をやすり落としたら消えてくれたため、不幸中の幸いだったということでしょう。
そこでOBの方々にも意見をお聞きし、その中で時間・技術的に自分たちで可能な修復方法を考えてみました。さすがになかなか意見がまとまらず、まだ最終決定には至っていない状況ではありますが、とりあえずカーボンで中子を作りそれを損傷部の内部にはめて、クラックをやすり落としたあとに、オーバーレイをするという修復方法を採ることにしました。
今まで一度も試したことのない修復方法であり、うまくできるか不安な面も残りますが、必ず残りのTF、そして本番のフライトに持ちこたえるような修復をしてみせますので、しばらくお待ちください。

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