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模型飛行機製作風景

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前置き

模型飛行機

天候の不調が続いて当初予定されていた25日の開催が見送られ、26日の開催もなしと判断されている現在ですが(2004年9月25日22時47分現在)、この辺で模型飛行機の製作風景を紹介したいと思います。
ちなみに管理人は、誰がどこの班で、どの班がどの機体を製作しているのか全然、全く、完全に覚えていないので「うちの班の写真だけないぞ!」とか言われても困ります。「だから、TFの時には起こしてっていったのに!」としか答えられません。
ついでに言うと、写真は必ずしも時系列になっているとは限りません。(というかめちゃくちゃです。)
逆に、「ETCに写真入れとくから。」といってしまった人たちへはゴメンナサイ。まだ、私のハードディスク以外の場所には保存されていないかと・・・

写真館

製作編

骨々
桁とリブ

今年はS2が工事中で使えないためS6での製作となっております。
比較的早い時期の撮影なのですが、翼型などもきれいに出ているようで期待が持てそうです。
・・・と思っていたのですが、この期待はこの後見るも無残な姿に・・・

設計
設計

いろいろな班があり、特徴もさまざまです。私は気がついたところはすぐ口に出してしまう人なのですが、本来はあまり2年生が口を出すのはよくないのでしょうね。

設計にパソコンを使っております。昨年のうちのチームは取りあえず作ってから考えるみたいなことをやっていたので、それと比べるとやることがハイテクです。
この班は結局、重量と出力の関係からモータではなくゴムによるプロペラを選択したようです。
賢明な選択です。

製作風景 ヤンデル
模型飛行機の製作風景です。 と、あれ?

みんな真剣に作業に取り組んでいます。
黒板には設計のためのアイデア、材料の候補、揚力の計算式などで埋め尽くされ・・・
・・・作業が詰まってくると誰しも心が病んでくるのです。それは人間として恥ずべき事ではないのです。

電気?
テスター?

ところで、「幸せの青い鳥」に出てくる兄妹はチルチルとミチルですよ。

模型飛行機で忙しいはずなのに、電気系の班の作業までやってえらい人たちですね、という訳ではなく彼らは模型飛行機コンテストで遠隔操作を行う模様。
初期は、リモコンが機体の非常に近く出ないと操作できず「近距離パワー型」と呼ばれていましたが射程距離も比較的伸びてきた模様。
しかし、この班のすごいところは福田君を除くすべてのメンバーが操縦・電装班とチームエレキのメンバーとのこと。誇張表現ではなく電気系以外の部分はすべて一人で作ることになった福田君に乾杯。
新規メンバーを獲得したため、俄然状況は改善されたものの切ない状況であることに変わりはないと思います。
本番の成果が期待されます。

尾翼 主翼 主翼その2
いろいろな班の翼

今年の桁の材料はバルサ、ヒノキ、GFと比較的無難。
翼は、リブについてはバルサを用いる班と翼班のあまりもののスタイロを用いる班の二つに分かれたようです。前縁材はバルサ、紙、スタイロ等が見られました。
翼フィルムは、ほとんどすべての班がサランラップを用いたようです。実はサランラップは熱収縮性があるためアイロンやドライヤーを用いると翼にぴったりとくっついて皺がなくなります。しかし、翼紙なんていう選択肢があってもよさそうなものですが、そんなものの存在を教えた2年生はいなかったのでしょうか?

製作編の最後は、ルール適応外の3年生チーム元ペラ班のかたがたです。
彼らは昨年も"ペラ班なのに滑空機"で出場し大会を騒がせましたが、今年も滑空機なのでしょうか?気になるところです。

福島さん 川上さん
ひたすらリブを切る元ペラ班3年生

「昨日荒井君は、あんなにがんばっていたのに写真取られるのは僕たちなんだよ。」
たぶん人生というのはそういうものなのでしょう。

テストフライト編

調整中
フライト前のチェック

私が、写真に取った中では初のテストフライト。
行っているのは動力には無難にゴムを選択した班。
またも無難に初のテストフライトは室内での短距離飛行を選択したようです。

スタート姿勢
スターター

早めに機体が完成すると、テストフライトもたくさん行うことができて有利です。例年多くの回数テストフライトを重ねたチームが好成績を出す傾向にありますがこの班はどうでしょう。本番が楽しみです。

特に航空力学とかの勉強をしていない無責任な私の私見によるところでは、なかなかよいできに思えます。
桁の剛性が足りていないということもなく、左右バランスもそう悪くない。
難点を挙げるなら、やはりゴム動力ではモータのパワーにはかなわない。私が見た時点では主翼と胴体の接合部が少々いい加減だったという程度でしょうか。
なおこの班は、後にゴム以外の動力も準備したようである。
幸い明るい時間帯のテストフライトだったので動画が取れました。Video(1.55Mb)

ゴム動力とキングポスト 尾翼付近 金の亡者じゃなくて左右バランス調節用の一円玉
その他いろいろ
福田君
近距離パワー型班

お次は、班のほとんどを電気系の人間が占める近距離パワー型班です。
機体の特徴はなんと言っても遠隔操作のできる尾翼ですが、それ以外の特徴を挙げるとすれば、非常に長い翼長やそれに伴う大きな上反角といったところでしょうか。
スターターの滑走に伴う姿勢は美しいの一言です。

墜落
墜落!
修復 修復
尾翼
自慢の尾翼

ところが、一投目にしてあえなく墜落。
主翼の接合部(?)が破損した模様。
この後、修復して更なるテストフライトに望むも風が出てきたため満足のいくフライトにまで持っていくことができず撤収。
私見としては、翼が長すぎるため上反角がつききる前、言い換えるならば揚力が機体を支えきる前に地面についてしまっている感じがした。
ほかの班の野次馬の方も言っていたが、キングポストなどを使って投げる前から強制的に上反角をつけてしまうなど何らかの工夫が必要であろう。
もうひとつ気になる点といえば主翼の大きさに比べ尾翼の面積があまりにも小さいような気がする点であろうか。
福田君本人も言っていた「左右バランスはいいんすよ。」筆者としても条件さえ整えば飛ぶ機体の様に見える、後は本番までにいかにうまい飛ばし方を模索するかに勝負がかかっている。

機体と馬野君
オーソドックスな機体

次に紹介するのは、いたってオーソドックスなモータを用いたプロペラ機を作った班です。
機体のほとんどがバルサでできていて、私の記憶が確かなら桁はヒノキだったような気がします。
比較的軽くできており綺麗にまとまっているイメージがあります。

スキー
秘密兵器スキー

テストフライトの際の着地衝撃を和らげるためにわざわざスキー(ソリ?)を作ったそうです。私は役に立つのか疑問視していたのですが思いのほか役に立った模様。

フライト
飛行中

テストフライトの結果としては、左右バランスが少々不本意な感じとのこと。
私は去年当時の翼班主任である野々山さんから伝授してもらった投げ方をそれとなく教えてみたが、彼らは試してくれなかったグスン。
なんにせよ、左右バランスさえ整えば十分飛ぶ可能性を持っている機体だと思う。なんだかしらないけどいわく付きの充電池もあるらしいし。

機体と細川君
展示用なら最強

この班は、非常に綺麗な機体を作ってきました。
Meisterの格言のひとつに「美しい機体は飛ぶ。」というものがあります。
その流れで言うとこの機体も非常によく飛びそうです。
しかし、筆者の第一印象で言うとこの機体は多少剛性に欠けるように思われます。
というのも、オールバルサ。本当に翼の桁までバルサで作られています。
これは、たとえ揚力が少なくても出力が小さくても十分に浮いてしまうことを意味しますが、逆に壊れやすくもあるということです。
特に、この班は見たところかなりいいモータを積んでいるようなので出力も大きいでしょう。その状態でバランスが崩れると墜落の後あっさり大破ということも考えられます。

マジックテープ 翼の接合 スタート
機体はどこをとっても美しい

翼胴接合部にマジックテープを用いています。去年私たちの班でも使いました。親近感が沸きますね。
この班も、着地衝撃を緩和するために足をつけています。
肝心のテストフライトの結果としては、飛行距離は非常に短いものの大破ではなく、あらかじめ設定された接合部から分解。
本人たちは、テストフライトの結果に満足の模様。

取りあえず、私が立ち会ったテストフライトの写真はここまでです。
ここまでの記事は、9月24日早朝までの記録をもとに書いています。したがって、各班の模型飛行機は更なるバージョンアップをしているでしょうし、場合によっては全然違う機体になっている班もあるかもしれません。
何はともあれ、次は模型飛行機大会本番のレポートであいましょう。

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