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電装・操縦班日記
2014年5月 4日の記事
R.Yamada
が2014年5月 4日に書いた記事です。
5/2~3 3rdTF 電装系ログ
書いた人:
R.Yamada
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14/05/04 04:32
|
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操舵担当です。
3rdTFお疲れ様でした。
3rdTFの電装系ログを掲載します。
各計器について気になる点をいくつか。
・回転計
遮光のための覆いが欲しい(二度目)。
前田桁との固定がやや不安。
・高度計
前回ローパスフィルタの必要性が発見されたのでソフトウェアの改良中だったが間に合わず。
次回TFまでになんとかしましょう。
・気速計
GPSから算出した対地速度、計測係から提供してもらった風向風速をもとに検証する限り値が低く出ている模様。
詳細は本記事末尾にて。
・出力計
左脚用の出力計も搭載し、両足の合計出力を測定できるようになった。
回転試験では右脚と左脚の出力は同じくらいなのだが、飛行中は右脚と左脚の出力差が非常に大きい、というかほとんど左脚だけで漕いでいるような状態が観測された。
右脚よりも左脚の方が出力が大きいことは先の回転試験でも確認されていたが、飛行時にこれほど大きな出力差が出ることは想定外だったため、全体設計やパイロットを始め自転車に詳しい人々にも話を聞きながら検証を行いたい。
<回転試験:最後の2回分(70回転30秒・90回転30秒)>
飛行10本分全てのログを掲載すると量が多くなるので、7本目以降の中距離の分のログを掲載します。
<7本目:中距離>
<8本目:中距離>
<9本目:中距離>
<10本目:中距離>
・気速計の検証について
気速とは機体に対する風の相対速度のことなので、機体の対地速度と地上の風向風速が分かると気速の推定値を求めることができます。
こちらが計測係から提供してもらった地上の風向風速ログです。(風向12時は向かい風を表します。)
7~8本目は地上が無風なので対地速度と対気速度が一致し、9~10本目は地上が向かい風なので対気速度が対地速度よりも大きくなると考えられます。
しかし気速計の測定値を見てみると・・・
・・・なかなかうまくいっていませんね。
対気速度が2[m/s]ほど低く測定されているようです。
実は去年も似たような現象が観測されたので現在採用しているロータリーエンコーダ式については正直悲観的で、現在開発中の超音波式気速計に期待です。
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