たかが書いた記事です。
書いた人: たか(2009/07/17 22:45:32)
長らく更新サボってしまい申し訳ありません。
前回更新した第五回のあと、テストフライトを3回実施しました。場所は変わらず埼玉県桶川市のホンダエアポートです。
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三回分の動画になります。
第六回(6/20)
http://www.youtube.com/watch?v=kr7uIdb1QVA
第七回(6/27)
http://www.youtube.com/watch?v=ItNv1JmApKI
第八回(7/11)
横:http://www.youtube.com/watch?v=QJt30fU4rVM
後:http://www.youtube.com/watch?v=UVv1rF9dUTk
※短距離とは100~200m程度の飛行、中距離とは300~400m程度を目指して飛行する練習を指しています。(短距離といいつつ300m近く飛んでしまった回もありますが…原因は指示ミスなどがあります)
※後ろカメラでカシャカシャなっているのは隣で後輩のD40で連続撮影してもらっている音です。
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☆超簡単な報告
第六回、風の影響で高度が安定せず、着地直前にエレベータを細かく切ってしまい、変に距離が伸びてしまいました。前回の事故を受けて、慎重にジャンプを繰り返して、尾翼の切り方についてOB様からアドバイスいただいたこともあり、短距離飛行に移ることができました。ここでテール桁の剛性が少し足りていないことがわかりました。第七回、第八回のTFの結果、今年はこのままこのテール桁を使用することとしました。
第七回、ウィングレットが初装着されました。あと自力滑走の練習も行い、滑走はできるものの車輪機構などを再考しないと安定して行うのは厳しそうでした。向きは安定していたものの風が強く、数をこなすことができませんでした。
第八回、可変ピッチがようやっと搭載されました。今年度の可変ピッチはマイクロサーボを用いた制御を行っており…といっても細かいことは言えないので^^;ペラ班か電装班に譲ります。今回は離陸の際取付角をマイナスに切っておき、速度が上がってから設計値に戻す、という方法だけ行い、飛行中に切ってみる練習をしてみました。
(機体進行方向を12時として)風が11時から1時にうねりつつ、風速が1.5~2m/s程度で吹いていたこともあり、蛇行した飛行をしてしまっています。蛇行の幅も減衰させられていなかったため、滑走路上に止められたのはよかったものの…という感じです。前輪から強く着陸してしまいましたが、戻ってから確認してみたところ、前輪、フレームともに特に異常は見当たりませんでした。
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次は19(日),20(祝)で行おうと思います。気持ち的には最終TFな感じで。
予定上、今年度の人力飛行機部門の最終目標がお盆明けになりそうなので、8月にもう一度感覚を取り戻すレベルでTFする予定ですが、しっかり飛ばすのは次でラスト、という感じです。
書いた人: たか(2009/06/17 17:57:28)
いまだ前回のテストフライトの報告をしていませんが、とりあえず第五回TFについて報告したいと思います。
パイロット日記にあった通り、クラッシュしてしまいました。
前方、後方、サイドからの動画をまとめたものがこちらです。
http://www.youtube.com/watch?v=8sCKOztlbYI
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[状況報告]
人的な損害
機体停止前に転んだ2名
停止後にテールに保持に入ろうとして足を滑らせた1名
が軽傷を負いました。
機体の損害は
①コックピットの桁と車輪のL字を繋ぐリング部が前後輪ともに外れた。
②プロペラの端部から約3 cm ほど上面、下面の前縁張り合わせ部が剥がれた。
③垂直尾翼端部に取り付けた保護用パーツ、構造材のスタイロフォームが破損した。
④水平尾翼と胴体桁を繋ぐ水平尾翼制御用ロッドのマウントが外れた。
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左翼が上がり気味、機首が右に向いた状態で離陸しました。ラダーを切って左に向けようとしていましたが、応答が悪く、高度も低いまま緑地帯に向かって進んでしまいました。
機体が減速して高度がさらに下がったところに緑地帯にできていた段差に後輪が衝突し、コックピット後ろ側の接合部分が壊れて後輪が外れました。その直前に二年生1名、三年生1名が滑走路とぬかるんだ緑地帯の際で足を滑らせ転んでしまい、危ない状況になってしまいました。
動画だとパッと見、プロペラにあたったようにも見えますが、運良く当たらない位置で転んだようです。
ミーティングで過去のテストフライトを見つつ動きを確認したり、過去機体を使ってグラウンドクルーの練習をしたり、毎TFごとに反省点挙げたりしていたのですが、やはり緊急時は練習のように上手くいかないですね…。特に事故になった飛行に関しては2名以外にも機体に近づきすぎなグラウンドクルーも多く、テールに入って転んだ1名含む3名とも何とか軽傷で済んだものの、全員の意識、組織運営に関しても課題が多く見つかりました。
機体に関する面では
・翼の撓みのバランスの悪さ(滑走を主に行った回の動画ではそこまで問題なさそうだったので、状況が悪かったのかも)
・機速が遅すぎることによる尾翼の効きの悪さ
が一因かと思われます。
個人的な反省点…はたくさんあるのですが、特に指示出しに関して
「明確に、正しい指示を出すこと」
「パイロット、グラウンドクルーとの打ち合わせ」
が十分でなかったことが原因として大きいです。とっさの判断も甘く、減速後の指示出しで皆を惑わせてしまったと思います。
猛省が必要ですorz
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厳しいテストフライトになってしまいましたが、コックピット、ペラ、翼班が見事に補修してくれたため、今週末もテストフライトに臨めそうです。
もう一度気を引き締めてかかります。
最後になりましたが、クラッシュ後にアドバイスを下さり、撤収作業も手伝ってくださった先輩方、大変ありがとうございました。
19(日)から20(月)にかけてテストフライトを行いました。
今回は距離を長めにとって一回の飛行時間を長めにとる、速度に合わせて可変ピッチを切ってプロペラのピッチ角を調整する、などの目標があったのですが、(進行方向を12時として)2時から3時の方向に2 ~ 3 m/s 、ひどい時は7m/sになりそうな風が吹くという状況であったため、早々に撤収しました。
05,06年度入学の先輩方が大勢お越しくださったのですが、ほとんど何もできなかったので申し訳なかったです。すみません。差し入れや飛行場-駅間のピストンを手伝ってくださった先輩方、ありがとうございました。
実質的に最終テストフライトのつもりで臨んだため、ある程度本数重ねたかったのですが、仕方ありません。とりあえず8月頭の最終重心測定に向けて本番仕様に切り替えることを急ごうと思います。
今回はジャンプ飛行を少しした程度ですので動画はあげないでおこうと思います。