第一回テストラン
第二回テストラン
秋田大会
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5月2日 〜出発〜

前回テストラン以降、毎日製作を続けていましたが、出発当日になっても車体が完成することはなく、見切り発車で 秋田へ出発することになりました。いつものように「なんとかなるさ」で出発したはいいものの、実際に東工大を後にしたのは予定の17時を大きく回り、19時でした。でも、見送りにきてくれた皆さんの暖かい言葉に励まされ、気を引き締めて出発したのでした。

金曜日の19時ともなると、環7は大渋滞。あらかじめ予測は出来たことなのですが、やむをえまい。焦らずゆっくり進むことに。東北自動車道浦和インターに入ったのは21時前でした。そこからは、途中事故等で渋滞に巻き込まれたりしたものの、結構スイスイ進みました。しかしながら、何かやってしまうのがMeisterなのかもしれません。ソーラーカー時代から秋田には何度となく行っていますが、Meister史上初の爆笑(急いでる僕らからしてみれば笑ってなどいられません)アクシデントが発生しました。今回、マシンを運ぶ車と人を運ぶ車の2台で移動をしたのですが、1台が途中で山形自動車道に・・・。ありえません。あれだけ真っ直ぐだって言ったはずなのに・・・・・。とにかくもう一度東北自動車道に乗りなおし、なんとか復帰しました。

5月3日 〜初日・予選〜

夜な夜な車を走らせ、実際に大潟村スポーツラインに着いたのは7時過ぎでした。コース開放が6時半から行われているためなんとか6時くらいには着きたかったのですが、結構厳しかったようです。 現地に着いて、まずやったことが「製作」。秋田についても、車体検査に合格しなければレースには出場できません。車検は10時半だったため、ピットに入ることなく、人影少ない草むらで、約3時間ひたすら作り続けました。なんとか時間ギリギリで車検に合格し、ピットに入るのかと思いきやそんなことはありません。また草むらに戻り、製作再開です。予選は午後からなので、なんとかフルスペックで走れるようにしなければ!!結局、大会期間中、ピットに入ることはありませんでした。予選30分前の午後2時。他チームが続々とスタート位置につく中、Meisterは最後まで草むらに残って作業をしていました。時間ギリギリまで粘ってコースインすると、スタート延長のアナウンスが!!やった!!最後の悪あがきをして、再びピットクルーはコース外に出ました。そして、スタート!!出遅れたSleipnirは、グリッド中盤だったにも関わらず、最後尾まで順位を落としました。でも、スタートすることが できて、ほっと一安心。と思ったら、とんでもないアクシデントが待っていました。アッパーカウルをつけての走行は今日が初めてだったため、ドライバーが距離感を見誤り、折り返すことができなかったのです。コースマーシャルの手を借り、なんとかコースに復帰することはできましたが、他チームに多大な迷惑を掛けてしまいました。申し訳ありませんでした。その後も折り返すたびに止まってしまい、コースマーシャルに手伝ってもらってレース復帰をしていました。(この件に関しては大会後も、色んな人に怒られました)ただ、そんな中で収穫だったのは、初めて作った車体が、他チームにひけをとらず、まともに走れていたことです。秋田のコースは直線と折り返ししかありませんが、直線に関しては、そこそこいい勝負が出来ていたように思えます(トップチームにはまだまだ追いつけませんが)。結局予選35位という成績で明日の決勝を迎えることになりました。その日の晩はゆっくり休むのかと思いきや、やはり草むらで作業作業作業・・・。電池の充電もジェネレーターで行っていた為、安定した充電ができませんでした。それでも、なんとかしましたが。

5月4日 〜2日目・決勝〜

今日こそはコース開放時間内にコースに入って、練習するぞ!!という意気込みでいたものの、結局1時間くらい遅れてしまい、 あまり練習できませんでした。それでも何度か折り返しの練習を行い、昨日よりは、まともな折り返しができたと思います。 2日目ともなると、草むらのテント暮らしも慣れてきて、余裕が出てきました。決勝開始の午後1時まで、昨日よりはゆっくり 過ごせたように思います。でも、相変わらずグリッドイン直前になって色々と慌てることが多く、これは来年の課題になりそうです。 そして、決勝。相変わらずスタートで出遅れはしましたが、ドライバーが昨日より慣れているため最初の何週かは様子を見ていました。 折り返しも、1週目は綺麗に曲がれたということで一安心、したのですが、次の周回でドリフトをかますなど、筑波大会に向けて まだまだ課題は盛りだくさんのようです。エネルギーマネージメントも、ピット側からの誤指示により序盤からエネルギーを使い すぎてしまい、終了15分前にはすでに停車していました。このへんもまだまだ勉強不足ですね。秋田のコースは単調ながら往路と 復路で走行条件が大きく違ってくる為、綿密なセッティングが要求されます。今回はギア比の選択ミス。エネルギーマネージメント ミスなどで、予選よりも走行距離が短くなってしまいました。 レースは、優勝候補筆頭に挙げられていたホンダエンジニアリング・Orcaが途中タイヤバーストなどでリタイアする中、ZDPの ミラクルでんちくんが安定した走りで優勝しました。うちも早くトップチームと競い合えるようになりたいものですね。

大会総括

今回の秋田大会は、本命の筑波大会の前哨戦と位置付けていました。しかし、調整レースだからといって手を抜くことは全く せず、入賞する意気込みで参戦しました。結果は、エコノムーブ初挑戦の洗礼を受けた形になりましたが、課題の発見とレースの 面白さという今後重要になってくるものが見えてきたように思えます。筑波大会まで3ヶ月。全力で調整をしていきたいと思って います。