4月7日早朝、大学のグラウンドにて本年度機体のセットアップを行った。これは飛行場でのテストフライトに向けた予行練習となるもので、それとほぼ同様のタイムスケジュールに沿って進めていくものである。 　前日の夜に機体をトラックに積み込み、それをグラウンドに輸送して午前3時からセットアップを開始した。今年度初めての機体組み立てということでセットアップにかかる時間の見積が甘く、セットアップ完了は6時と予定時刻より遅れてしまった。しかし、大きな不具合や干渉もなく機体全体が組み上がり、重心測定を行った結果、機体重心位置に設計値との重大なズレはなく機体総重量もほぼ見積通りとなった。 　このグラウンドセットアップにより私たちには運営面でまだまだ足らない部分が多くあることがわかり今後のテストフライトへの課題ができたが、機体自体には大きな問題もなかったので、週末に天気が許せば飛行場でテストフライトを行うことに決定した。