7月5日早朝、第7回テストフライトを行った。やや横風が入ってきている中、いつものように滑走から入っていく予定であった。しかし滑走1本目にして、左翼CD間接合部において内側に差し込まれているC桁が鈍い音とともに折れるという最悪の結果となってしまった。

　破断の原因としては、OBさんに相談したりして考えてみた結果、CD間接合部のリング部分でリング同士の隙間があり、そこに曲げモーメントがかかった際にリングは変形が拘束されているのでそこに応力集中が生じ、破断したのではないかということであった。この部分は昨年度と同じ構造を採用していたにもかかわらず破断してしまったので、おそらく接合部のヤスリすぎが直接的な原因と考えられた。対策としてC桁のリング部分の内側に上下にカーボンリブを立て、断面のつぶれ変形を防止することにした。