翼班は、そのまんまですが翼を作っています。それだけでは簡単すぎるので、少し詳しく翼の作り方の手順をまとめると、
1.マスター製作
2.リブ製作・固定
3.前縁・後縁・フィルム +α.
その他の翼周りの道具
といったところです。
□マスター
マスターとは翼のリブ(桁に垂直に入った翼型のでている板・材質は断熱材に よく使われているスタイロフォーム)を切り出すための型のことです。 翼の能力(揚力の大きさ)は、翼(のリブ)がきれいな翼型をだしているかどうか で決まってきます。それを決定付けるマスターを神経を尖らせて慎重に作っています。
□リブ製作・固定
マスターができたら、次にマスターを使ってスタイロフォーム を翼型に切り出します。切り出したリブは桁に固定します。
□前縁・後縁・フィルム
その次はリブのついた桁に前縁材(材料は1.5ミリの厚さのスタイロフォームの スライスで、翼の表面となるようにリブを包みこむように貼る) ・後縁(翼の後ろの端の部分、バルサを用いて剛性を保つ)をつけて、 最後に表にフィルムをきれいに張ることで翼の完成です。
□その他
翼台:翼を支える折畳式の台 スライサー:スタイロフォームの厚い板を薄くスライスする道具
垂直熱線:マスターを用いてスタイロを切るときに使用する。熱線が垂直になっているので使いやすい。 といったような作業に必要な道具も作っています。